28日の日経平均は6営業日続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

28日の日経平均は6営業日続伸

28日の日経平均株価は、

前営業日比6746銭高の2286727銭と6営業日続伸。

 出来高概算101000万株。


前週末の米国株高や円安進行を背景に日経平均は連日で年初来高値を更新。

インテルなど良好な主要企業決算が相次いでいるほか、米中貿易交渉の進展期待を背景に買い先行の展開となりました。

しかし、今週は連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、今年3度目の0.25Pt利下げが予想されています。

また、日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利深掘りへの思惑等が出ていますが、結果的には見送るとみられています。

日米金融政策の行方を見極めたいとする模様眺めムードから、上値追いは慎重になるところでしょう。

そのため、日経平均は終日22800円を上回っての底堅さが意識されるものの、日中値幅は70円弱と狭いレンジ取引が続きました。

 

指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>TDK<6762>が堅調。

一方で、信越化<4063>、オリンパス<7733>、ソフトバンクG<9984>が冴えない値動きでした。

 

日米金融政策の行方を見極めたいとする模様眺めムードのほか、本格化する決算に対する市場反応が手掛けづらくさせた面も。

その一因が信越化であり、一時12320円まで上昇して1016日以来の年初来高値を更新したが、その後は下げ幅を広げてきており、25日線レベルまで調整してきています。

これまで安川電機<6506>、日本電産<6594>などがアク抜け的な値動きをみせていただけに、やや慎重姿勢に向かわせた感もありそうです。

その点では注目されるのが大引け後に決算を発表したファナックの動向となるでしょう。



2四半期の営業利益は前期比50.2%減の490億円となり、コンセンサス(528億円程度)を下回っています。

203月期計画については従来の713億円から691億円に下方修正。株価は決算を前にショートカバーとみられる動きとなっていただけに、アク抜け的な値動きにつながらないようだと、決算に対する慎重姿勢も高まりやすいところでしょう。