23日の日経平均は続伸し、約一年ぶりに22600円を回復。
23日の日経平均株価は、
前営業日比76円48銭高の2万2625円38銭と続伸。
終値ベースで22600円を回復するのは、昨年10月22日以来、1年ぶりとなっています。
出来高は概算11億8000万株。
エーザイ<4523>の急伸を織り込む流れから先物主導で買いが先行し、日経平均は22600円を回復してスタート。
米国家経済会議のクドロー委員長が対中制裁関税「第4弾」について12月の発動を取り下げる可能性を示唆した報道なども支援材料となった一方で、
指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>が終日軟調だったほか、買いが先行したファーストリテ<9983>が下げに転じたことは重石に。
指数インパクトの大きいところでは、エーザイが日経平均を約36円押し上げたほか、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、アドバンテスト<6857>が堅調。
一方で、東エレク<8035>、ソフトバンクG、ファーストリテが重石。
米テキサス・インスツルメンツが予想を下回る見通し等を受けて時間外で急落したことが東エレクへの売りにつながったとみられています。
ただし、テキサス・インスツルメンツの下落を織り込んだことから、SOX指数の動向も含めて、想定の範囲内での下げに留まるようであれば、アク抜けにつながる可能性はありそうです。
また、東エレクが弱い値動きをみせる一方で、他の半導体株への波及は限られており、東エレクに対しては利食いのタイミングとも言えるかもしれません。
村田製作所<6981>など足元でリバウンドを強めつつも、依然として出遅れ感がある銘柄へのシフトも意識されそうです。
また、引け後に決算を予定していた日本電産<6594>はリバウンド基調が継続しており、9月高値に接近しています。
第2四半期の営業利益はコンセンサスを下回っているほか、通期計画の下方修正を発表しており、アク抜け的な値動きを見せてくるようだと、今後本格化する決算に対してセンチメントを明るくさせるでしょう。
本日は新たな案件の打ち合わせでした。