18日の日経平均は反発、年初来高値を更新
18日の日経平均株価は、
前日比40円82銭高の2万2492円68銭と反発し、終値としても年初来高値を更新しました。
東証1部の売買高は10億8228万株、
売買代金は1兆9968億円。
前日の米国市場は、英国と欧州連合(EU)がEU離脱の修正案で合意したことや主要企業の業績改善などを好感して主要3指数は反発した。米株高の流れに加え、業績底入れの期待を背景に、日経平均は76円高でスタート。昨日と同様に電子部品セクターを中心に堅調な動きが見られました。
前場の取引中に中国の7-9月期国内総生産(GDP)が発表され、成長率が市場予想を下回ったことで同国政府による景気対策強化の思惑から、一時2万2649円85銭まで上昇して取引時間中の年初来高値を付ける場面も。
しかし中国株が弱含んだほか、英議会でのEU離脱を巡る新協定案の採択を見極めたいとの見方や、来週から本格化する国内主要企業の決算発表を控えて、次第に様子見ムードが広がり、後場は小高い水準でのもみ合いが続きました。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>で1銘柄で日経平均を約45円押し上げ、同2位はファナック<6954>となり、信越化<4063>、オムロン<6645>、太陽誘電<6976>、リクルートHD<6098>、スクリーンHD<7735>などが続いています。
台湾の半導体受託生産大手TSMCの好決算や設備投資計画引き上げをうけ、関連銘柄が大きく買われました。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは大平洋金属<5541>で、国内証券による新規強気格付けをうけ9.1%高、同2位はスクリーンHDで前述した台湾TSMCの好決算や設備投資計画引き上げをうけ7.9%高となっています。
日経平均はザラ場高値と終値がともに今年最高値を付け、5日線や25日線が上昇を続け、強い上げトレンド継続を示唆。
ローソク足は3日連続で上ヒゲを出し、上値での売り圧力の強さも確認されています。
一目均衡表では、転換線と基準線が上昇して短期的な上昇トレンド継続を示唆しています。
さて15日に収録したSMBC日興証券さんのマーケットアウトルックがリリースされています。
