15日の日経平均は大きく続伸
15日の日経平均株価は、
前営業日比408円34銭高の2万2207円21銭と大幅に3日続伸。
終値での22000円回復は、9月26日以来となります。
東証1部の売買高は12億8408万株、
売買代金は2兆3125億円。
米中が11日まで行った貿易協議で部分的な合意に達したと伝わり、日本の3連休中に海外株は大きく上昇。
円相場は1ドル=108円台前半に下落し、連休明けの日経平均はこうした流れを好感して264円高から、また節目の22000円台をおよそ3週間ぶりに回復してスタートしました。
後場はこう着感の強い相場展開であったが、高値圏での底堅い値動きが続く中で大引け間際には2万2219円63銭まで上げ幅を広げる局面もみられました。
先月9月の取引時間中の高値である2万2255円56銭だけでなく、
年初来高値である4/25の2万2307円58銭も意識する水準まできていますね。
目先的な達成感が意識されやすいところ、かつ、売り買いが交錯しやすいところではありますが、9月高値突破となれば、弱気に傾いているポジションの巻き戻しが一段と強まりやすく、慎重姿勢の投資家にとっても上値追いの流れに向かわせそうです。
米中両国が部分的な合意に達したものの、中国側が追加協議を望んでいると伝わっており、楽観視はできないところではありますが、
目先はリスクオンの中、押し目買い意欲は強そうです。
本格化する米決算を見極めつつ、アク抜け的な値動きを見せてくるようであれば、日本株への波及も意識されるでしょう。
個別では、ソフトバンクG<9984>が2%超、ファーストリテ<9983>が3%超上昇し、2銘柄で日経平均を約101円押し上げました。
ソフトバンクGは米シェアオフィス大手への追加支援が報じられています。
半導体関連など景気敏感株の買い戻しが強まり、SUMCO<3436>は5%を超える上昇。
その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ソニー<6758>など全般堅調でした。
決算発表したクリレスHD<3387>やディップ<2379>、統合失調症治療剤の米国での承認取得を発表した久光薬<4530>は大幅高。
また、業績上方修正を発表したeBASE<3835>はストップ高。
一方、売買代金上位ではリクルートHD<6098>や太陽誘電<6976>が逆行安。
決算発表銘柄ではパソナ<2168>やチヨダ<8185>が大きく売られたほか、
UMCエレ<6615>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となっています。
フィスコのエレベーターにて。
今日もお疲れ様でした!