先週の相場の振り返り | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週の相場の振り返り

先週の相場を3分で振り返ってみましょう。


先週の米市場は週間では上昇。来週はリスクオンの状態かこのまま続けば市場最高値に挑戦という流れになりそうです。

日本株も週間で買いが優勢となり、3週ぶりに反発となっています。


先週は10-11日に開催された米中閣僚級協議に関する思惑や報道に右往左往させられましたね。

7日中国の副首相が産業政策や補助金改革に関する議論は行わないとの見解を示したことで、売りが優勢


8日は米政権が中国による新疆ウイグル自治区でのウイグル人弾圧に関して、政府機関や監視カメラ企業など、28の機関・企業を新たに禁輸措置の対象に加えたことが発表されたほか、複数の中国政府高官へのビザ発給を制限する方針が示されたことなどから、さらに下落


9日は中国が米農産物の購入拡大を提案し、制裁関税の一部撤回を米国に要求するという部分合意を、米国に対して求めていると報じられたことが米中閣僚級協議への期待につながり、買いが優勢に


10日はトランプ米大統領が中国の副首相と11日にホワイトハウスで会うとツイッターで呟いたことで、米中貿易協議の進展期待からさらに上昇しました


そして11日午前にトランプ大統領が貿易協議で良いことが起きるだろうとツイッターで呟くなど、協議への期待感から買い優勢

11日午後に第1段階の合意に至り、15日に予定した対中制裁関税の税率引き上げが再延期されると報じられました

米中両政府は、中国による知的財産保護や米国産農産物の購入のほか、通貨政策の透明性を高める金融市場改革などの分野で暫定合意したと伝えられており、貿易摩擦が緩和に向かうことが好感されてキャタピラーやスリーエムなどの中国関連銘柄と言われる銘柄のほか半導体関連銘柄なども買われました。また米長期金利が上昇したことで金融株の上昇も目立っています。

11火のダウ平均は、前日比319ドル92セント高の26816ドル59セントと大幅に3日続伸。

ナスダックは106.26ポイント高の8057.04

シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の22040円となっています。

日本は3連休のため、月曜の米国市場の影響も受けて開始されます。

ラグビーワールドカップを開催中ということもあり、日本の台風19号が世界的に注目され、経済への影響が懸念されて日本株が売られる可能性もあったと思いますので、

月曜が休場であるのは日本株にとってプラスだったのではないでしょうか。

(今日明日で日本経済に株価を大きく下落させるような影響はないと報じられ、市場でも認識されると考えられます。)

最後に台風19号被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

これ以上の被害が出ませんよう、少しでも早い復興をお祈り致します。