30日の新興市場は
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに小幅続落、J-Stock Indexは小反発。
JASDAQ市場にも売りが波及し、9月中はほぼ一本調子で上昇していただけに、連騰警戒感からの利益確定売りが続いた格好となりました。
ただ、JASDAQ市場は、米中問題の影響を大きく受けない内需関連銘柄が多く、証券関係者からは「地合いの悪化の影響は受けにくい」との指摘もあり、押し目買いも散見され、下げは限定的にとどまったようです。
個別では、これまで非開示だった2019年8月期の営業損益が4億1200万円の赤字となる見通しを示した文教堂HD<9978>は前営業日比31円(-11.15%)安の247円と大幅に反落し、
上半期決算を発表するも材料出尽くし感が広がったセキチュー<9976>は前週末比86円(-6.47%)安の1244円と続落。
この他では、スターツ出版<7849>、オートウェーブ<2666>、マサル<1795>、ニックス<4243>、プロルート<8256>、グリムス<3150>、リーダー電子<6867>、オプトエレクト<6664>などが値下がり率上位にランクイン。
一方、直近IPO銘柄のアミファ<7800>が前営業日比300円(+21.72%)高の1681円、
業績予想を上方修正したニューテック<6734>が前週末比150円(+17.16%)高の1024円とともにストップ高まで買われました。
また、値動きの軽さからHAPiNS<7577>は前日比57円(+19.66%)高の347円と大幅に続伸。
その他、ケイティケイ<3035>、クリエイト<3024>、シダックス<4837>、KYCOM<9685>、エヌジェイHD<9421>、中央化学<7895>などが値上がり率上位になりました。
マザーズ指数は続落。
前営業日の終値水準から取引を開始したマザーズ指数でしたが、買いが続かずマイナス圏に転じるとじりじりと下げ幅を広げる展開に。
ただ、後場に日経平均が下げ幅を広げるなか、資金が主力市場から相対的にマザーズ市場に向かったと見られ、マザーズ指数は大引けにかけて下げ幅を縮める展開となりました。
個別では、1.46%安のそーせい<4565>がマザーズ売買代金トップにランクイン。
サンバイオ<4592>は前週末と変わらずだったものの、アンジェス<4563>、オンコリス<4588>、GNI<2160>などバイオ株は総じてやや弱い値動きでした。
その他、マーケットE<3135>、Chatwork<4448>、インパクト<6067>などの下げが目立っています。
一方、ストップ高まで買われたアクセルマーク<3624>を筆頭にモブキャスト<3664>、AppBank<6177>などゲーム関連の銘柄に物色が見られたほか、
消費増税を控えてキャッシュレス関連のビリングシス<3623>も9%高に。