24日の日経平均は小幅に続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

24日の日経平均は小幅に続伸

24日の日経平均株価は、

前営業日比1975銭高の2209884銭と小幅に続伸。

出来高概算12億株。


注目された米中の次官級通商協議については、中国の代表団が翌週に予定していた農家への視察を急遽中止したことが明らかになり、米中通商合意への期待が後退し、前日の米国株式市場では、主要3指数は高安まちまちとなりました。


しかし、中国代表団が米国の農場視察を取りやめたのは米国の要請によるものだったと伝えられ、過度な警戒感が和らいだほか、

ムニューシン米財務長官の発言から米中協議の進展期待が改めて高まり、個人投資家マインドも改善する形で、

日経平均は、こう着感の強い相場展開ながらも22000円をキープして底堅い値動きとなりました。

 

指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、東エレク<8035>、スズキ<7269>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>がけん引。

一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>が重石。

ファーストリテ、ソフトバンクGが弱い値動きではありましたが、日経平均は22000円をキープしており、TOPIX型の物色が中心であったようです。

9月末接近により配当志向の物色のほか、配当落ち分の再投資に伴う需給要因も意識されているよう。

また、コロプラ<3668>が「ドラクエウォーク」のヒットを背景に連日で強い値動きが続くなど、個人の物色意欲も根強く、センチメント改善につながりそうです。

足元ではインデックス売買主導の上昇であり、主力処が中心になりやすいと考えられますが、

個別材料株の一角への物色も持続するものがみられていることは安心感につながるでしょう。

 

目先的には10月の米中協議や英国のブレグジット問題などが重くのしかかり、総弱気のセンチメントが改善傾向になる中、

巻き戻しの流れから、次第に押し目拾いながらも、新規の買いが意識されてくる可能性もありそうです。

日経平均の22000円固めは続きそうですが、下値の堅さが意識される中、次第に4月の年初来高値水準への意識に変わる展開も期待したいところでしょうか。