17日の日経平均は小幅ながら10営業日続伸
17日の日経平均株価は、
前日比13円03銭高の2万2001円32銭と、
小幅ながら10営業日続伸。
終値での22000円回復は、4月26日以来。
出来高概算13億3000万株。
サウジアラビアの石油施設が攻撃され、世界で最も重要な産油地域で情勢が悪化することへの懸念が強まるなか、
前日の米市場は安全資産に資金が逃避し、主要3指数が揃って下落。
その流れから日経平均も朝方は売り優勢となりましたが、リスク回避姿勢はそれ程強まらず、その後は底堅さが意識される展開に。
後場半ばに22000円を回復すると、その後は狭いレンジでの取引が続く中、大引けにかけてはインデックスに絡んだ買いが指数を押し上げました。
為替相場が1ドル108円台と落ち着いた推移をみせていたこともあり、過度な警戒感は高まらなかったようです。
指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>がけん引。
半面、ソフトバンクG<9984>、バンナムHD<7832>が重石に。
日経平均は本日の上昇によってゴールデンウィーク明け後の急落部分を完全に吸収した形となっており、
全体としては市場の関心はFOMCなどの各国の金融政策に向いていることもあり、バリュー株への巻き戻しなどが継続しているようです。
達成感が高まるというよりも弱気に傾いていたセンチメントが改善する可能性があるため、物色意欲は次第に高まることも考えられます。
FOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードから上値追いは慎重と見られますが、
バリュー株への巻き戻しは継続すると考えられ、金融株など相対的に出遅れているセクターや銘柄への見直しを、引き続き意識しておきたいところでしょう。
原油に関するレポートを本日はご紹介しましたので、
こちらもぜひご一読ください。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190917-00933902-fisf-bus_all
https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/SelectedNewsDetailWeb?nwsId=0009330020190917902&nwsType=null