12日の新興市場はまちまち
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均は小幅に6日続伸し、
JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに続伸。
今日は半導体や機械といった景気敏感株を中心に、値がさハイテク株が賑わう一日であったため、
投資家の関心は主に東証1部へと向いており、JASDAQ市場についてもハーモニック<6324>といった関連銘柄に限定された上昇に留まり、全体としては上げ幅は限定的でした。
個別では、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったピクセルCZ<2743>が前日比16円(+8.70%)高の200円と大幅に続伸し、値上がり率ランキングのトップに。
また、材料のあったところでは、業績予想を上方修正したセゾン情報<9640>が前日比129円(+6.41%)高の2140円と4日ぶりに急反発しました。
一方、5日移動平均線を大きく下回ったニックス<4243>が前日比109円(-8.93%)安の1112円と大幅に反落。
材料のあったところでは、5-7月期の営業利益が大幅な減益となった太洋基礎工業<1758>が330円(-5.97%)安の5200円と大きく下落。
マザーズ指数は大幅反落。
朝方のマザーズ市場には買いが先行したものの、その後は業績面から売り込まれる銘柄も散見されるなか、前日に買いの目立った指数インパクトの大きい銘柄に対する利益確定の動きも。これにより、寄り付き直後にマザーズ指数はマイナスに転じ、その後も下げ幅を拡大する格好に。
値下がり率上位銘柄では、決算が嫌気されたGA TECH<3491>がストップ安になった他、ベストワンドットコム<6577>やHEROZ<4382>などが上位に。
売買代金上位では、そーせい<4565>、メルカリ<4385>、sMedio<3913>、バンクオブイノベ<4393>、サンバイオ<4592>、チームスピリット<4397>などが下落しました。
一方で、ネオス<3627>の子会社であるジェネシスとの業務提携を発表したピーバンドットコム<3559>がストップ高になったほか、アンジェス<4563>、ミクシィ<2121>、エディア<3935>などは上昇しています。