10日の日経平均は続伸
10日の日経平均株価は、
前日比73円68銭高の2万1392円10銭と続伸。
出来高概算14億1000万株。
9日の米株式市場は、
ダウ平均は前営業日比38ドル05セント高の2万6835ドル51セントと4日続伸。
一方ナスダックは前営業日比15.637ポイント安の8087.437とまちまち。
米中協議の進展期待のほか、米長期金利の低下が一服する中、円相場の円安基調も安心感につながり、今日の日経平均も底堅い相場展開に。金融の上昇率が2%を超えており、物色の矛先が向かっているよう。メガバンク等の物色が強まったことから、出来高は14億株台と約1か月ぶりの水準まで膨れました。
外部環境に対する警戒感が和らいでおり、ショートカバー中心ながら、物色対象に変化がみられてきている点は安心感につながりそうです。
引き続き、売り込まれていた銘柄などへの見直す流れが継続するようだと、押し目買い意欲も高まってくることも期待されてくるでしょう。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>がけん引。
一方で、第一三共<4568>、ダイキン<6367>、アドバンテスト<6857>が重石に。
なお、テクニカル面では一目均衡表の雲上限を突破してきており、遅行スパンは実線を突破し、上方シグナルを発生させてきています。
楽観はできないとはいえ、テクニカル面ではシグナルが好転してきており、支援材料になる可能性があります。
週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすく、大きなトレンドは出難いところではありますが、
中国建国70周年を記念する軍事パレードの予行演習が行われたことがニュースとなっていますが、中華人民共和国建国70周年を迎える10月1日まで御祝儀的な値動きとなるのかもしれません。
直近のレンジ上限を突破しており、21500円処までのレンジを想定しておきたいところ。積極的な参加者は限られているが、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところ、と言えそうです。