9日の新興市場は上昇
9日の新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均は小幅に3日続伸し、JASDAQ-TOP20は5日続伸、J-Stock Indexは7日続伸。
個別では、群馬大学と共同研究契約を締結したジーダット<3841>が前週末比300円(+27.88%)高の1376円とストップ高まで買われ、
5万株を上限に自社株買いを実施すると発表したサンリン<7486>は前週末比123円(+17.55%)高の824円と大幅に反発。
ほかにアストマックス<7162>、バッファロー<3352>、コスモスイニシア<8844>、オートウェーブ<2666>、フルヤ金属<7826>、ホロン<7748>、システム ディ<3804>、UTグループ<2146>などが値上がり率上位にランクイン。
一方、業績予想の下方修正や臨床試験において有意な結果が出なかったラクオリア創薬<4579>が前週末比300円(-22.99%)安の1005円とストップ安まで売られ、
連日の株価上昇の反動から利食い売りが出たサンオータス<7623>は前週末比50円(-12.76%)安の342円と3日ぶりに反落。
マザーズ指数は小幅反発。
寄り付き後はもみ合いながら上げ幅を拡大したものの、Sansan<4443>やそーせい<4565>などマザーズの主力株の一角が冴えない動きとなったこともあり、後場のマザーズ指数は騰勢を弱める展開に。
個別では、10%高のGNI<2160>がマザーズ売買代金トップにランクイン。
19年12月期業績予想の上方修正を発表、営業利益見通しを7.57億円から11.68億円に引き上げたことが材料視されました。
また、20年4月期上期および通期予想の上方修正を発表したスマレジ<4431>、オリックス<8591>と人工知能(AI)翻訳「T−4OO」の見込み顧客紹介に関して業務提携すると発表したロゼッタ<6182>、
19年10月期第3四半期決算が通期予想を上回ったイトクロ<6049>などが関心を集めています。
加えてsMedio<3913>やデータセクション<3905>などAI株の一角にも個人投資家の物色が見られたよう。
一方、先週末に大きく急落する場面もあったSansanは本日も11%安となり、そーせい、アンジェス<4563>、ツクルバ<2978>、オンコリス<4588>なども売られています。