8月景気ウォッチャー調査についての考察 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

8月景気ウォッチャー調査についての考察

8月の景気ウォッチャー調査の結果が出ましたね!
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2019/0909watcher/watcher1.pdf
現状判断DI(季節調整値)が前月差1.6ポイント上昇の42.8と反発、4か月ぶりの上昇をしたものの、
先行き判断DI(季節調整値)は、前月差4.6ポイント低下の39.7とかなり由々しい下落。
先週末のファンダメンタルズの状況だったら買いポジ手仕舞っているかも、な数字です。個人的には。

ただ今月に入って長引く香港デモの発端となった逃亡犯条例改正案が正式撤回されたことで香港ハンセン指数が買われたことや、ハードブレグジット懸念の後退したこと、米中の閣僚級通商協議が10月初めに開催されると報じられ米中貿易摩擦懸念が後退したことで足元で流れが変わってきたかも?という感じなのは皆様ご存知の通り。

株価、金利のチャートともに潮目が変わってきた雰囲気で、下降トレンドのあや戻しなのか、トレンドが転換するのか、

一時的なのか本格的に変わるのか、

今週はしっかり見極めたいところ。

10月に向けてひとまず上昇する可能性も大いにあるので、ここまで買いポジを辛抱しつつ保持していた方々は慌てて売らなくても良いのかなぁと。

(あくまで個人的見解ですが。→というのもトランプ大統領のツイッター1つで大きく動くので予想しにくいのです。)


今週は12日のECB理事会があり、来週17-18日のFOMC18-19日の日銀金融政策決定会合が予定されていますのでひとまずそれを注視。

そして米中貿易協議の行方と、来月の景気ウォッチャー調査をみてポジションを決めてもいいのかもしれません。



もう少し詳しく景気ウォッチャー調査をみていきますと、現状DIは、家計動向関連がよかったよう。全体版11ページのIII.景気判断理由の概要全国を見ていても全体的に低調な中で増税絡みで家電など小売関連等が上昇したようですね。

先行き判断DIの前月差4.6ポイント低下という大きな下落は家計動向関連と企業動向関連ですね。「消費税率引上げや海外情勢等に対する懸念がみられる。」とのことです。
雇用関連は上昇しているので、
足元の家電量販店などの小売と、引き続き人手不足に絡んだ銘柄はチェックしておくと良さそうです。
参考になれば幸いです。