2日の新興市場は
新興市場は、材料物色の対象として個人投資家の短期資金が流れ込むかたちで、堅調、じり高の展開でしたが、大引け直前にかけて利益確定売りの動きが優勢に。
JASDAQ平均は小幅続伸、JASDAQ-TOP20は反落し、J-Stock Indexは小幅に続伸。
個別では、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったリバーエレテク<6666>が前営業日比50円(+23.81%)高の260円と急伸し、前週末にストップ高を演じた流れを引き継いだセルシード<7776>ほか、LCHD<8938>の計2銘柄がストップ高水準。
その他では、ポラテクノ<4239>、小僧寿し<9973>、オンキヨー<6628>、シンクレイヤ<1724>、多摩川HD<6838>などが大きく上昇。
一方、5日移動平均線を下抜けたアエリア<3758>が前週末比77円(-6.59%)安の1091円と3日ぶりに反落し、利益成長の鈍化が嫌気された大和コン<3816>は前週末比74円(-6.30%)安の1100円と5日ぶりに反落。
マザーズ指数は続伸。
サンバイオ<4592>が上げ幅を広げ、指数をけん引する格好で前引け前には3935円まで上昇。ただ、大引けにかけてサンバイオに利益確定の動きが出るとマザーズ指数も同様に上げ幅を縮小する展開。
個別では、7%高と急伸した前述のサンバイオがマザーズ売買代金トップにランクイン。
米国のMilitary Health System Research Symposium 2019でSB623外傷性脳損傷を対象にした第2相試験結果が取り上げられ、発表が行われたことで改めて期待感が高まったよう。
大引けにかけて失速したティーケーピー<3479>は、「品川グランドセントラルタワー」内3階に「TKP 品川グランドセントラルタワーカンファレンスセンター」(仮称)を10月1日に開業すると発表しています。
ロコンド<3558>は、小田急百貨店の靴売り場での同社商品注文サービス開始することで合意との一部報道を材料視。
一方、ラクス<3923>は株式分割を発表するも買いが続かずマイナスに転換。その他、アンジェス<4563>、ブシロード<7803>、GNI<2160>、メドピア<6095>などが売られました。
明日も米国市場の休場の影響から商いは膨らみづらいと考えられるが、米中協議の報道などはいつ出てきてもおかしくない状況であり、海外勢のフローが限られている中で、報道等に振らされやすい状況になりやすく、
積極的な売買は手控えられ、リバランスを中心とした売買になるでしょう。
中小型株についても、材料が出た銘柄等へ短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいとみられます。