29日の新興市場は軟調
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均は7日続落、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに続落。
個別では、8月期の配当権利落ちを迎えたことからフェスタリア<2736>が前日比219円(-12.15%)安の1583円と急反落。
また、ハピネス&D<3174>、サンデー<7450>、連日の株価上昇の反動から利食い売りが出た新都HD<2776>、太洋物産<9941>などが10%超の大幅な下落に。
一方、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったニックス<4243>が前日比150円(+18.05%)高の981円、
TOB価格へのさや寄せの動きが続いたポラテクノ<4239>は前日比100円(+16.21%)高の717円とともにストップ高。
また、平山<7781>、シンクレイヤ<1724>、あおり運転関連として買い材料視されたカーメイト<7297>などが2ケタ台の大幅な上昇率となりました。
マザーズ指数は大幅に4日続落。
引き続き指数インパクトの大きいアンジェス<4563>に対する売りも継続し、バイオ株が揃って軟調であったことも指数を押し下げました。
値下がり上位銘柄では、前々日から急落の続くアンジェスがストップ安水準まで売り込まれたほか、アズーム<3496>や霞ヶ関キャピタル<3498>がそれに続いて大幅安に。
売買代金上位では、そーせい<4565>、ブシロード<7803>、イノベーション<3970>、オンコリス<4588>、GNI<2160>、手間いらず<2477>が軟調。
一方で、逆行高の続くバンクオブイノベ<4393>が14%高になったほか、インパクトホールディングス<6067>、ロゼッタ<6182>、UUUM<3990>は堅調。
個人投資家の中小型株物色は活発ではありますが、
アンジェス<4563>の足元での急落の影響もあって、マザーズ指数は支持線レベルを割り込んでいます。個人の需給悪化への警戒感も様子見姿勢につながるかと。

