27日の新興市場は
新興市場を見てみますと、
東証1部市場が寄付き後の高値圏を終日キープする一方で、寄付き直後につけた高値から大引けまで下げ幅を拡大していく展開。
利益確定の売りが優勢な一日であったといえます。
JASDAQ平均は5日続落、JASDAQ-TOP20は5日ぶりに反発、J-Stock Indexも反発。
個別では、日米貿易協定の基本合意における牛肉関税引き下げで業績改善の思惑が引き続き買い材料視された太洋物産<9941>が昨日に引き続きストップ高となったほか、ニックス<4243>もストップ高。
また、中国でのアパレル業界をリードしている広東省紡社との業務提携に関する戦略的パートナーシップ協議書締結の発表をした新都ホールディングス<2776>や、
昨日大引け後に40万株を上限に自社株買いを実施すると発表したシノケンG<8909>なども大幅上昇となりました。
この他では、理研グリーン<9992>、イメージ情報開発<3803>、エスイー<3423>、大塚家具<8186>などが値上がり率ランキング上位に。
一方で、自動車用VG(Variable Geometry)ターボへの取組みについての発表が買い材料視され、昨日まで大幅続伸していたアテクト<4241>が12%超と値下がり率トップになったほか、
材料のあったところとしては、5-7月期の営業赤字の拡大が嫌気されたキタック<4707>が5%超と大幅下落。
マザーズ指数は大幅続落、
指数インパクトの大きいアンジェス<4563>が急落したことにより、他のバイオ株にも売りが波及したことが下落要因に。
値下がり上位銘柄では、イスラエルのBarcode Diagnostics社と資本提携と発表するも前日の反動が優勢となったアンジェスが16%安になったほか、
グローバルウェイ<3936>やインパクトホールディングス<6067>などがそれに続いて大幅安に。
売買代金上位では、直近IPO銘柄のブシロード<7803>やマザーズ時価総額トップのメルカリ<4385>が揃って6%安になったほか、そーせい<4565>、ブライトパス・バイオ<4594>、オンコリス<4588>、マーケットエンタープライズ<3135>などが下落。
一方で、バンクオブイノベ<4393>、GNI<2160>、手間いらず<2477>は上昇しました。