13日の日経平均は反落
13日の日経平均株価は、
前営業日比229円38銭安の2万0455円44銭と反落。
出来高概算12億8000万株。
米中貿易摩擦の長期化への懸念が強まっているほか、空港内での大規模デモを受けて、香港国際空港への発着便が全便欠航となったことも嫌気されるなか、
12日の米国市場ではNYダウが389ドル安と大幅に下落。
この流れからシカゴ日経225先物清算値は20300円を割り込んでおり、これにサヤ寄せする格好から、連休明けの日経平均はギャップダウンからのスタート。
ただし、お盆休みで多くの市場参加者が休みとなるなかで、大きなトレンドは出難く、日経平均は寄り付き直後に付けた20369.27円を安値に、その後は20400円を上回ってのこう着が続きました。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、KDDI<9433>が重石となる一方で、アドバンテスト<6857>、第一三共<4568>がしっかり。
日経平均はマドを空けての下落となりましたが、寄り付き後早い段階で本日の安値を付けており、その後は若干下げ幅を縮めてのこう着相場が継続。市場参加者が限られている中でもあり、積極的に仕掛けてくる流れにもならず、個別物色が主体となっています。
指数インパクトの大きいところをみても、ファーストリテ、ソフトバンクGが冴えない中でも、アドバンテスト、第一三共のほか、電通<4324>、バンナムHD<7832>、丸井G<8252>、資生堂<4911>が堅調であり、ギャップダウンとなったものの、全体が売られる流れにはなりませんでした。
決算を手掛かりとした物色もみられており、外部環境が不透明な中でも、市場参加者は冷静に対応しているようです。
好業績銘柄へ資金を向ける動きから、日替わり的ながらも物色意欲は強そう。
決算はピークが通過していますが、今週は中小型株の決算が多く発表されることもあり、個人主体での中小型株物色に向かわせそうです。