9日の新興市場は
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexのいずれも3日ぶりに小反落。
個別では、第3四半期の累計営業利益が2ケタの減益となったジョルダン<3710>が前日比161円(-10.86%)安の1321円と大幅に反落し、値下がり率ランキングのトップにランクイン。
同じく、赤字転落という昨日引け後発表の決算内容が嫌気されたクルーズ<2138>や、博展<2173>なども大幅に下落。
また、第1四半期の純損失が拡大した日本精密<7771>が前日比14円(-9.86%)安の128円と4日ぶりに大幅反落しました。
一方、昨日引け後に発表された決算内容が好感されたAKIBA<6840>やホーブ<1382>はともにストップ高。特に、AKIBAについては業績予想の上方修正を行っています。
同じように決算内容が好感された構造計画研究所<4748>も大幅に値上がり。
また、5日移動平均線を上抜けたMKシステム<3910>が前日比85円(+10.07%)高の929円と大幅に続伸し、突っ込み警戒感から買い戻されたチエル<3933>は前日比78円(+7.77%)高の1082円と7日ぶりに大幅反発しています。
マザーズ指数は4日ぶり反落。
前日に決算を発表したメルカリ<4385>が売り込まれたことでマザーズ指数の下押し圧力となりました。
メルカリの19年6月期の営業損益は121.49億円の赤字(前期44.22億円の赤字)となり、米国事業やメルペイ事業に対する期待感がいったん後退。指数インパクトの大きい銘柄であるだけに影響は大きかった模様です。
値下がり上位銘柄では、CRI・ミドルウェア<3698>が20%安になったほか、G-FACTORY<3474>やアクセルマーク<3624>がそれに続きました。
売買代金上位では、前述したメルカリが8%安になったほか、ブシロード<7803>、Amazia<4424>、JIG-SAW<3914>、弁護士ドットコム<6027>、サンバイオ<4592>が軟調。
一方で、バンクオブイノベ<4393>が17%高になったほか、そーせい<4565>、インパクトホールディングス<6067>、ミクシィ<2121>は上昇。
なお、本日マザーズ市場に上場したステムリム<4599>の初値は公開価格を7.0%下回る930円となり、初値形成時の出来高は160万3100株でした。

