2日のダウは下落も・・・
おはようございます☀
改めて7月米雇用統計と2日の米市場について書きたいと思います。
昨夜は番組や様々な予想のベースを交えてブログを書きましたが、雇用統計はどこが予想するかによって数字がややブレます。
今回は住信SBI銀行さんの予想の数字をベースに書いてまいりますのでご了承ください。
↓ではこちらを・・・
7月の雇用統計では、
非農業部門就業者数16.9万人増、失業率3.7%、時間給賃金は前月比+0.2%、前年比+3.1%が予想されていましたが、
非農業部門雇用者数はほぼ予想通りの16.4万人増、失業率は予想同様3.7%となりました。
平均時給は予想の0.2%に対し、結果が0.3%と、予想より良い結果となっています。
堅調な内容であったといえますね。
また前回6月の雇用統計では景気動向を反映すると言われる非農業部門就業者数16万人増から22.4万人と大幅に市場予想を上振れたことが、米景気の堅調さを示したと判断されましたが、
前月が22.4万人増から19.3万人増に下方修正されました。
これは米利下げ→米株にとっては良い結果だったのでは。
↑こちらは雇用統計発表後約30分の分足。
ニューヨーク外為市場でドル・円は、雇用統計発表後に一度下落するも、その後107円28銭まで強含み、106円51銭まで下落しました。
ただ、この動きは米中貿易戦争激化への懸念のため。
米雇用統計の結果は吹き飛んだ印象です。
トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品3000億米ドル分に追加関税を課す制裁措置「第4弾」を9月1日付で発動すると表明しました。「第4弾」には消費財が多く含まれるとされています。
交渉が滞ったままの場合、25%超に引き上げる可能性も示唆しており、ほぼ全中国製品に制裁関税が課されることになり、
これだけですでに大きく下落した昨年末より、米中貿易戦争の内容に関しては悪い状況です。
さらにこの追加関税に対して、中国も黙っておらず、2日に中国外務省が報復措置を示唆。貿易戦争激化への警戒感が高まりました。
VIX指数は一時節目の20台に上昇。
中国売上高比率が高い銘柄や半導体関連を中心に下落し、
2日のダウ平均は前日比98ドル41セント安の2万6485ドル01セントと4日続落。
値ごろ感から買いが入り下げ幅は縮めたものの下落で引けました。
ナスダック総合株価指数は前日比107.048ポイント安の8004.073と5日続落しています。