29日の日経平均は続落
29日の日経平均株価は、
前日比41円35銭安の2万1616円80銭と
続落。
出来高概算9億6000万株。
先週末26日のダウ平均は前日比51ドル47セント高の2万7192ドル45セントと小幅に反発。
ナスダックとS&P500は揃って2日ぶりに過去最高値を更新しましたが、
週明けの日経平均は小幅に下落してスタートすると、その後3ケタの下落に。 心理的な支持線として意識されている25日線レベルでのこう着感の強い相場展開となりました。
先週末に決算を発表した東エレク<8035>はコンセンサスを上回ったものの、利益確定の流れが優勢となったほか、キーエンス<6861>の大幅な下げが投資家心理を冷ます格好に。
一方で、26日にソフトバンクグループ傘下の米携帯通信4位スプリントと、同3位TモバイルUSの合併承認が伝えられたことで、ソフトバンクG<9984>が終日強含みとなり、日経平均を下支えしました。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、京セラ<6971>が重石。
一方で、前述のソフトバンクGが1社で日経平均を約48円下支え。
東証1部の売買代金は1.7兆円にとどまっており、7営業日連続で2兆円を下回っています。
また、7月相場はこれまで2兆円を上回ったのは1日と18日の2営業日にとどまっています。
薄商いの中で指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく、方向感が掴みづらい状況です。
決算が本格化する中で指数インパクトの大きい値がさ株の決算が影響を与えやすい中、大引け後にはファナックが決算を発表。通期計画を下方修正していますが、弱い内容は想定されていたこともあり、ほぼコンセンサスの範囲内ともみられています。
嫌気売りが強まらなければ、安心感につながる可能性はありそうです。