ジャスダックは続落、マザーズは反発
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも続落。
売買代金が330億円となり1カ月ぶりの低水準を記録しました。
個別では、前週末にストップ安まで売られた流れを引き継いだカルナバイオ<4572>は前週末比353円(-14.44%)安の2092円と大幅に続落し、第1四半期の営業利益が8%の減益となった日本色材<4920>は前週末比299円(-14.04%)安の1831円と大幅に反落。
また、ネクスグループ<6634>、サンオータス<7623>が値を下げ、上半期の営業損益が赤字に転落したファンドクリG<3266>は前週末比10円(-9.17%)安の99円と下落。
このほか、トレードワークス<3997>、SAMURAI<4764>、エイシアンスタ<8946>などが値下がり率上位にランクイン。
一方、第1四半期の営業利益が大幅な増益となったレイ<4317>が前週末比80円(+20.94%)高の462円とストップ高まで買われ、
第1四半期の営業損益が黒字に転換したインターライフ<1418>は前週末比23円(+10.31%)高の246円と急反発。
また、前週末の下落の反動から買い戻された日アンテナ<6930>が前週末比104円(+10.31%)高の1113円と3日ぶりに反発し、買取王国<3181>、アストマックス<7162>も上昇。
一方でマザーズ指数は3日ぶり反発し、売買代金1000億円超の概算1418.56億円。1000億円を超えたのは6月24日以来となります。
指数寄与度の大きいSOSEI<4565>が取引時間中にリリースを開示すると、一時ストップ高を付けるまで急騰。決算を手掛かりとした物色も比較的活発となり、マザーズ指数を押し上げました。
個別では、前述のSOSEIが終値でも15%近い上昇。スイスの製薬大手ロシュのグループ企業と提携契約を締結し、一時金を受領すると発表したことが材料に。
前週末に決算発表した銘柄ではUUUM<3990>やロゼッタ<6182>が活況を見せ、Sansan<4443>なども買い優勢。
また、クックビズ<6558>、anfac<7035>、ロコンド<3558>は買い気配のままストップ高比例配分となり、メディア<3815>や富士マガ<3138>もストップ高水準まで買い進まれています。
一方、直近IPO銘柄のフィードフォース<7068>は決算発表による材料出尽くし感から急落。チームスピリット<4397>も大幅続落し、マザーズ下落率上位となっています。