ドイツ証券が日本株撤退
さて今日の日経平均は、
ETFの決算に伴う分配金捻出の為の売り需要の影響が警戒されていましたが、
それでもこう着感の強い相場展開からの底堅さが意識されるとみられていました。
しかし、中国・上海指数が一時3%程度の下落となるなど、アジア株安がセンチメントを悪化させましたね。
また、イランが核合意で定められた濃縮度の上限を超えるウラン濃縮の作業に着手したことによる地政学リスクの高まりなども手控え要因になっているよう。ドイツ証券による日本株撤退報道も神経質にさせています。
ドイツ銀行は7日に、2022年までに全行員の約2割を人員削減すると発表、
8日には「日本を含むアジア太平洋地域の株式営業、及び株式トレーディング業務から撤退する」とコメントしたと報じられておき、その時期は不明瞭ですが、それは市場も神経質になりますよね・・・
引き続きETFに絡んだ売り需要のほか、外部環境の不透明要因から手掛けづらさは意識されやすいところでしょうか。
日経平均は心理的な支持線レベルである21500円までの調整をみせてきており、明日以降、ギャップ・ダウンをみせてしまうと、上にアイランドリバーサル形状を残す格好にもなりやすく、チャート形状においても先行き慎重姿勢につながりやすいため注意が必要です。
今日もお疲れ様でした!