7月の相場は大幅反発でスタート | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

7月の相場は大幅反発でスタート

今日から7月の相場が始まりましたね。

71日の日経平均株価は、

前営業日比45405銭高の2172997銭と

大幅に反発。今年3番目の上げ幅で、終値としては57日以来、およそ2カ月ぶりの高値水準となりました。

出来高概算12億株。


注目された米中首脳会談では、5月から途絶えている貿易協議の再開で合意しましたね。また、ファーウェイに米国製品を売ることを認めていきたいと態度を軟化させており、安全保障上の問題がないところは装備や設備を売ってもいいとの考えを示しました。

米中貿易協議の再開については想定されていましたが、ファーウェイ問題が和らいだことがポジティブサプライズとなり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇がけん引する格好から、日経平均はギャップスタートで21500円を回復。

その後は高値圏でのもち合いでの推移が続いていましたが、上海指数の上昇やグローベックスの米株先物の強い値動き等が支援材料となり、大引けにかけて上げ幅を拡大させました。

 

指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>TDK<6762>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>がけん引。

日経平均は後場一段高となりましたが、出来高は12億株、売買代金は辛うじて2兆円を超えた状況で、米中協議を受けた新規資金流入というよりも、短期筋のショートカバーによる需給要因によるところが大きそうです。

日経平均は5月の大型連休後にマドを空けての下落となりましたが、要因としては、トランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを510日から実施すると表明し、米中関係の悪化への警戒によるものでした。今回の米中貿易協議の再開を受けて、この下落部分を埋める格好に。

 

週明けの米国市場の動向次第ではありますが、マド埋めとなればいったんは達成感も意識されやすいところと言えそうです。

グローベックスの米株先物はNYダウが280ドル高程度で推移しており、これを上回る上昇を見せてこないと、一段の上昇は期待しづらいところでもあるでしょう。

出来高を伴った上昇ではないこともあり、指値状況が薄い中をインデックス売買で振らされやすいところでしょうか。

参考にしてみてください。