先週の相場を3分でおさらい
28日のダウ平均は、前日比73ドル38セント高の2万6599ドル96セントと4日ぶりに反発。週間で見るとダウが0.45%安となっているほか、米主要3指数は揃って小幅に安くなりました。
半導体関連が強かったことで日本の半導体関連銘柄も買われましたね。加えて増配や自社株買いで銀行株が買われました。
日本市場を見てみますと、
28日の日経平均株価は、前営業日比62円25銭安の2万1275円92銭と反落。週間では日経平均は17円高と小幅に続伸。
注目されていたG20、米中首脳会談では事実上決裂となっていた米中貿易交渉が再開、継続されることで一致。中国の輸入品への貿易関税上乗せは見送られました。
また米企業のファーウェイへの部品供給を容認したというのは好材料でしょう。
市場コンセンサス通りの無難な結果と言えそうですが、一先ず市場はアク抜けといった流れに向かいやすいのでは。ファーウェイへの部品供給を容認、で半導体関連が買われそうですね。
リスク回避姿勢が和らいだといった流れの中での、インデックス売買による指数押し上げが意識されそうです。割安感のある日本株が買われる可能性はあるかと考えます。
引き続きトランプ大統領の発言、Twitterなどを注視しつつ、対処していくといったところでしょうか。
今週は7月4日が独立記念日で米国が休場となるほか、雇用統計などの重要指標の発表を控えていることもあり、週初のG20を材料視した後は、次第に薄商いからのこう着相場になりそうです。
また先週は米10年債利回りが2%の大台を割り込む場面もありましたが、
7月利下げがほぼ100%織り込まれている中・(次の材料としてさらなる利下げを市場は期待しているように見えます。一方でFRBは少しそれを抑制するような発言となっていますね。7月利下げとなるのか、そこにも注目でしょう。
明日からスタートする今週の相場もよろしくお願い致します。