25日の日経平均は反落
25日の日経平均株価は、
前日比92円18銭安の2万1193円81銭と反落。
出来高概算10億2000万株。
28-29日のG20サミット(大阪)を前に、
先週の段階で、中国と米国の交渉チームは米中首脳会談の準備のため、25日にも大阪で会合を開く見通しと伝えられています。
加えて24日に中国の王受文商務次官が、米中が貿易協議を事務レベルで再開したと発言したことが、米中貿易協議の進展期待につながったようです。
一方でトランプ米大統領がイランに追加制裁を科す大統領令に署名するなど、米国とイランの緊張の高まりによる地政学リスクへの警戒が手控え要因となりました。
先週末のダウは小反発となりましたが、
小安く始まった日経平均は21200円処での底堅さも意識されており、G20での米中協議への期待から売り込みづらい需給状況の中、前場半ばには一時21300円を回復する局面もみられました。
しかし、トランプ米大統領が、日本との安全保障条約を破棄する可能性についての考えを側近に示していたことが分かったとの報道が嫌気され、後場は21200円を割り込んで始まると、一時21114.47円まで下げ幅を広げる局面も。
為替市場では1ドル107円を割り込んできたことも不安視されていた。大引けにかけては下落幅を縮めているが、終値ベースでは5営業日ぶりに21200円を割り込んでいます。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>が重石。
タイミング的には米大統領の安保発言報道をきっかけに下げ幅を広げる格好ですが、日経平均は再び5日線を下回り、25日線が意識されているよう。
ただし、出来高は辛うじて10億株を上回った程度であり、売買代金については連日で2兆円を下回る薄商いの状況ですね。
指数インパクトの大きい値がさ株が総じて指数を押し下げているため、指値状況の薄い中を短期筋の先物主導の売りに押された格好でしょう。
テクニカル的には21000円処に位置する25日線が再び意識されそうですが、やはり週末のG20を控えて下は売り込みづらい需給状況と考えられます。短期筋の売り仕掛けがあったとしても、結果的にはショートカバーから底堅さが意識されやすいとみておきたいところ。
また、個別では決算や個別材料を手掛かりとした物色が活発であるため、基本的には外部環境に左右され難い中小型株の一角には、個人主体の資金が向かいやすいと考えられます。
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今夜はなぜかアメブロに写真をアップできなくて残念・・w
後ほど新興市場についても配信しますね。