19日の日経平均は大幅反発。
19日の日経平均株価は、
前日比361円16銭高の2万1333円87銭と大幅反発。終値での21300円回復は5月20日以来、ほぼ1か月ぶり。
出来高概算11億6000万株。
18日のダウ平均は、前日比353ドル高の2万6465ドルと大幅に続伸。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加の金融緩和の可能性に言及したことと、トランプ大統領が主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示したことが好材料視されました。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップ・アップで21200円を回復して始まった日経平均は、その後も強い動きをみせており、前場半ばには21300円を回復。買い一巡後はこう着感が強まっており、後場の日経平均の値幅は40円程度となりました。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1900を超えており、全面高商状。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>がけん引。
日経平均は直近のもち合いレンジを上放れつつあり、目先は75日線突破が期待されるところ。
まずはFOMC後に公開される声明文と、パウエルFRB議長の記者会見、これを受けた米国市場の動向が注目されます。7月の利下げを示唆するシグナルが発せられる可能性は相当織り込まれているため、材料出尽くしとなる可能性も。また、トランプ大統領発言によって米中首脳会談は開催することが材料視されましたが、こちらも期待を込めて上値追いをする参加者はないと考えられ、イベント通過待ちといった流れになりそうです。
しっかり対処していきたいですね。