17日の日経平均は小幅に続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

17日の日経平均は小幅に続伸

17日の日経平均株価は、前営業日比711銭高の2112400銭と小幅に続伸。

出来高概算93000万株と薄商い。


先週末の米国市場では米中貿易摩擦による中国経済への悪影響や半導体のブロードコムの決算が嫌気され、ダウ平均は前日比17ドル16セント安の26089ドル61セント、ナスダックも40.47ポイント安の7796.66ポイントと反落。


日本株市場も売り優勢の展開からスタートし、狭いレンジでのこう着とはなりましたがプラス圏に切り返すと21100円を上回っての推移となりました。18日から始まる日米の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑から全般は様子見ムード。

小幅な上昇とはなりましたが、値下り数が7割近くを占めているほか、セクターでも33業種中5業種のみが上昇している状況です。


指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が重石となる一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>がけん引。ファーストリテ、ソフトバンクG2社で日経平均を約52円押し上げました。

ファーストリテについては本日の上昇で5月高値を突破してきており、足元の信用倍率は1倍を下回る売り長の需給状況であるため、ショートカバーを誘う流れの中で日経平均の下支え役になりそうです。


個別の材料株に個人主体の短期資金が集中する動きがみられていますが、TOPIX、東証2部指数、マザーズ指数、JASDAQ平均はいずれも下げており、トレンドは出難いと言えます。

JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20J-Stock Indexはいずれも反落。

個別では、連日ストップ高を演じた反動からアズ企画設計<3490>が前週末比203円(-10.46%)安の1738円と3日ぶりに反落し、ウエストHD<1407>は前週末比114円(-9.01%)安の1151円と反落。


一方、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったスパンクリート<5277>が前週末比80円(+22.28%)高の439円、好業績見通しが引き続き手掛かり材料になった日本テレホン<9425>は前週末比100円(+20.00%)高の600円とともにストップ高まで買われ、JエスコムHD<3779>も上伸。


マザーズ指数は小反落。


個別では、リボミック<4591>がマザーズ売買代金トップにランクイン。滲出型加齢黄斑変性(wetAMD)を適応症としたRBM-007の第1/2a相試験(SUSHI試験)で、ポジティブなトップラインデータ(速報)が得られたとの発表が材料視されました。

また、モルフォ<3653>1910月期第2四半期の決算内容が評価された他、米クアルコムと「Snapdragon」のカメラ機能を強化するための提携を深めていくと発表したことが材料視されストップ高。

MSOL<7033>は、自社開発ソフトウェア「PROEVER(プロエバー)」を企業化すると発表し、17%高。


一方、204月期の営業利益予想を前期比13.4%増の4.89億円と発表したものの、材料出尽くし感が優勢となったスマレジ<4431>が約8%安と急落した他、HEROZ<4382>、そーせい<4565>、ロゼッタ<6182>、サンバイオ<4592>などが売り優勢となっています。