10日の日経平均は21000円回復 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

10日の日経平均は21000円回復

10日の日経平均株価は、

前日比24971銭高の2113442銭と続伸し、終値ベースでは529日以来、8営業日ぶりに節目の21000円を回復して取引を終えました。

出来高は概算116000万株。


トランプ米大統領は、不法移民対策を巡りメキシコと合意したことを明らかにし、メキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明。10日に予定されていたメキシコへの関税引き上げが無期限で停止となったことが好材料視される格好となり、全体相場にも一先ず安心感が広がる格好から、日経平均もシカゴ先物にサヤ寄せし、ギャップ・アップでスタート。

ただし、上値追いは慎重であり、買い一巡後はこう着感の強い相場展開と言えます。

日銀の黒田総裁は、「必要ならさらに大規模な緩和を行うことができる」と述べたと伝えられましたが上値は限定的でした。

 

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、資生堂<4911>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>がけん引。

一方でKDDI<9433>が重石に。


JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20J-Stock Indexはいずれも続伸。

個別では、中国企業と業務提携すると発表したJエスコムHD<3779>は前週末比30円(+30.93%)高の127円、5G関連として注目された日本テレホン<9425>は前週末比80円(+19.66%)高の487円、自社株買いを実施すると発表したことが引き続き買い材料視された大木ヘルスHD<3417>は前週末比150円(+17.58%)高の1003円、5日線を上抜けたNo.1<3562>は前週末比150円(+16.89%)高の1038円、業績予想を上方修正したシステム ディ<3804>は前週末比100円(+16.86%)高の693円、親会社が完全子会社化すると発表した理研グリン<9992>も前週末比80円(+16.23%)高の573円といずれもストップ高まで買い進まれました。

一方で出前館事業の5月のオーダー総数が想定に届かなかったと発表した夢の街創造委員会<2484>が前週末比132円(-8.63%)安の1397円と下押し、一本調子の上昇に対する警戒感から利益確定売りが広がったAKIBA<6840>は前週末比285円(-6.21%)安の4305円と7日ぶりに急反落。


マザーズ指数は続伸。

一時900ptを回復する場面もありましたが、戻り待ちの売りなども意識され、後場にはじりじりと上げ幅を縮小、終値ベースで900ptを回復することはできませんでした。

 個別では、戦略的提携先のファイザーから3百万米ドルのマイルストンを受領すると発表したそーせい<4565>がマザーズ売買代金トップにランクイン。

また、寄り前に子会社の米アキュセラが、新薬候補「エミクススタト塩酸塩」について、欧州医薬品庁からオーファンドラッグ指定の通知を受けたと発表し窪田製薬<4596>がストップ高となったことも追い風に、オンコリス<4588>、リボミック<4591>、アンジェス<4563>などバイオ関連の上昇が目立ちました。

一方で重要業績評価指標の速報値を発表したフィルカンパニー<3267>15%安と急落した他、インパクト<6067>、イーソル<4420>、トビラシステムズ<4441>、ロゼッタ<6182>なども売りに押されています。

今日もお疲れ様でした!