8日のダウは1カ月ぶりの高値に
8日のダウ平均は、
前日比263ドル28セント高の2万5983ドル94セントと5日続伸し、約1カ月ぶりの高値を付けました。
ナスダックは、同126.548ポイント高の7742.101と4日続伸。
5日に発表された米雇用統計の前哨戦と言われるADP雇用統計では、2万7000人と市場平均予想の18万5000人を大きく下回る結果となりましたが、5月の米雇用統計も同様に大幅に予想下振れしましたね。
非農業部門雇用者数は予想18.5万人に対して
結果は7.5万人と大きく下振れ、3~4月分も下方修正されました。失業率は予想3.6%と同じく3.6%、平均時給は予想0.3%から下振れ0.2%と総じて悪い結果となったことでFRBが早期に利下げするとの期待につながったよう。
米利上げに関しては「利下げはなさそうだ」との見通しがここ数日で「利下げあるかも」という観測に変化していますが、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の「フェドウオッチ」の金利先物が織り込む7月FOMCでの0.25%以上の利下げの確率予想が、9割弱と前日の7割弱から大幅に上昇したとも報じられており、この米雇用統計の悪い結果を受けて利下げへの期待感が高まっている模様です。ちなみに6月のFOMCは18日19日で、ここで利下げとなれば株価にとってはポジティブサプライズとなります。
また米利下げとなると、教科書的には株は買われやすく、ドルは売られやすくなるわけですよね。為替については105円が節目となり、105円を割り込むと堪え切れなくなったミセスワタナベ(日本の個人投資家の総称です。雇用統計ナイトフィーバーでも小次郎講師が教えてくださいましたね。)がドルを売却せねばならず、値崩れして一気に下落する可能性もあります。円高になると日本株には売り要因となりますのでご注意を。
参考にしてみてください。
皆さま、良い週末をお過ごしくださいね(^^)
