6日の相場概況 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

6日の相場概況

6日の日経平均株価は、

前日比206銭安の2077404銭と小幅に反落。

出来高概算106000万株。


朝方に「米国とメキシコは、移民を巡るホワイトハウスでの当局者会合は合意に至らなかった」と伝えられたほか、格付け会社のフィッチは、メキシコをBBBに格下げし、見通しを安定的に変更する中、リスク回避の流れが先行。

ただし、日経平均は寄り付きの274584^銭が本日の安値に。後場はこれまで同様、こう着感が強まる中、僅かに下げに転じて取引を終えています。


指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>TDK<6762>、京セラ<6971>が軟調。


一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>2社で日経平均を約100円程度支える格好となりました。


日経平均は小反落ではありましたが、寄り付きが安値となるなど、底堅さは意識された格好。

とはいえ売買代金は1.8兆円と5営業日ぶりに2兆円を下回る薄商いであるほか、ファーストリテ、ソフトバンクG2社で日経平均を支えている訳であり、全体としては方向感の掴みづらい不安定な状況と言えます。

明日は米雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードもあるでしょうが、基本的にはオーバーウィークのポジションを取りに行く向きは皆無であり、こう着感の強い相場展開が継続しそう。

日本通信<9424>が出来高を伴って動意をみせるなど、短期筋の値幅取り狙いの資金は、低位の材料株に集中しやすいでしょう。

なお、リスク回避姿勢が強い中、G20が近づくにつれて売り方の買い戻しも意識されやすくなると考えられます。全体として令和相場入り後は内需先行の流れでしたが一旦はポジションを圧縮する動きになることが想定され内需の利食いに対して、外需の買い戻しといった、リターン・リバーサルに伴うポジション圧縮が意識されそうです。