3日の日経平均株価は4日続落
3日の日経平均株価は、
前日比190円31銭安の2万0410円88銭と4日続落。
31日朝方にトランプ米大統領が、「メキシコを通じた不法移民流入が止まるまで、米国は6月10日をもってメキシコからの全製品に5%関税を課す」とツイート。
しかも今後の対応次第では最大25%まで高めるとしており、景気減速懸念が。加えて中国政府が米国を念頭に同国企業の利益を阻害する外国企業をリスト化する方針を発表したことで貿易摩擦激化への警戒感が嫌気され、5月31日の米株式相場は大幅反落。ダウは前日比354ドル84セント安の2万4815ドル04セントと約4カ月ぶりの安値をつけました。
また為替市場では1ドル=108円台前半まで円高が進み、週明けの日経平均はこうした流れを嫌気して273円安からスタートすると、朝方には2万305円74銭とおよそ4カ月半ぶりの安値を付ける場面も。
日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測などが下支えとなり下げ渋りはしましたが、終日軟調な展開だったといえます。
東証1部の売買高は12億2894万株、売買代金は2兆1136億円。
個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで6%超の下落。
設立検討中の第2号投資ファンドについて、資金拠出は限定的との報道がネガティブ視されました。
またキーエンス<6861>、村田製<6981>、ファナック<6954>といったハイテク株も下落したほか、決算発表のトリケミカル<4369>やレーティング引き下げ観測のクレセゾン<8253>が急落し、Dスタンダード<3925>などが東証1部下落率上位に顔を出しています。
一方、ファーストリテ<9983>はしっかり、スマートフォン向けの位置情報ゲームを発表したスクエニHD<9684>とコロプラ<3668>は揃って急伸。
スギHD<7649>との統合検討を始めたココカラF<3098>やアマゾンジャパンとの提携を発表したトレファク<3093>はストップ高水準で取引を終えています。
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終わりましたら新興市場について書きますのでお待ちくださいませ。