5月31日の米株式相場は大幅反落
5月31日の米株式相場は大幅反落。
ダウは前日比354ドル84セント安の2万4815ドル04セントと約4カ月ぶりの安値をつけました。
トランプ米大統領が、「メキシコを通じた不法移民流入が止まるまで、米国は6月10日をもってメキシコからの全製品に5%関税を課す」と発表。しかも今後の対応次第では最大25%まで高めるとしており、景気減速懸念が。
加えて中国政府が米国を念頭に同国企業の利益を阻害する外国企業をリスト化する方針を発表したことで貿易摩擦激化への警戒感が嫌気されたほか、米長期金利の低下で逆イールド化が進行したことも重しとなりました。
個別ではゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)などの自動車メーカーが売られたほか、メキシコに生産拠点を持つ自動車メーカーの輸送を担っている鉄道会社のカンザスシティ・サザン(KSU)、メキシコのビール「コロナ」を販売するコンステレーション・ブランズ(STZ)などが下落しています。