30日の新興市場
新興市場も米中貿易摩擦の長期化懸念を背景にした世界景気の減速懸念を受けて前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、売りが優勢に。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに続落し、JASDAQ-TOP20は反発。
個別では、5日線を下回った地域新聞<2164>が続落し値下がり率トップ。
一方、レアメタル関連として人気が継続しているアサカ理研<5724>がストップ高で値上がり率トップに、企業買収による業容拡大が蒸し返されたソフィアHD<6942>や、光通信<9435>との業務提携が引き続き材料視されたNo.1<3562>もストップ高まで買い進まれたほか、
超低価格飲食店専用POSレジにメニュー発注システムの提供を開始すると発表したアルファクス<3814>が6日ぶりに急反発となりました。
マザーズ指数は大幅続落。
節目の900ptに近づくと下値拾いの動きもみられたましたが、さえない中国株式市場などの外部環境を背景に、時価総額上位銘柄やバイオ株の軟調推移が個人投資家心理の重しとなったようです。
値下がり率上位銘柄では、自律制御システム研究所<6232>やインパクトホールディングス<6067>が9%安となったほか、フレアス<7062>、チームスピリット<4397>などが下落。
売買代金上位では、そーせい<4565>が6%安。
一方で、直近IPO銘柄のハウテレビジョン<7064>やグッドスピード<7676>のほか、ALBERT<3906>などが上昇しました。
令和初IPOとなるバルテス<4442>が本日マザーズ市場に上場しましたが、初日値付かずとなっています(^^)
個人は直近IPOや値動きの軽い材料株物色などに資金が向かいやすいだろう。本日は中国が米国への対抗措置としてレアアースの輸出制限を検討していることを受けて、レアアース関連が物色されていました。米中関係が泥沼化する中、レアアース関連はしばらく材料視されそうです。