29日の日経平均は大幅反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

29日の日経平均は大幅反落

29日の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比25677銭安の2100337銭と大幅に反落。


長期金利が低下し、米イールドカーブで逆イールド現象が発生したことが景気後退懸念につながったほか、トランプ大統領が安倍晋三首相との共同記者会見で、中国が合意を望んでいるが、米国にはまだその準備がないと述べたことで、米中通商問題が長期化するとの見方が嫌気され、連休明けの米国市場ではNYダウが237ドル安、主要3指数は揃って反落となりました。加えて為替市場で1ドル=109円台前半まで円高が進行したことも重しに。

日経平均も売り先行の相場展開となり200円を超える下落で始まりましたが、5月半ばにつけた安値である20750円処は割り込まず、その後は日銀にETF買い入れ観測から引けにかけては下げ渋る格好となり、大引けでは21000円をキープしました。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、資生堂<4911>が重石。

 

JASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock IndexJASDAQ-TOP20のいずれも3日ぶり反落。

個別では、フェローテク<6890>6%安となったほか、ラクオリア創薬<4579>、ワークマン<7564>、セプテーニHD<4293>などが下落。

一方、Nuts<7612>JASDAQ売買代金トップで8%近い上昇。ファンドクリG<3266>やアサカ理研<5724>も活況となり、JASDAQ上昇率上位に。


アサカ理研は中国によるレアアース(希土類)の対米輸出規制を巡る思惑から買われ、ストップ高を付けました。

レアアースについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

https://m.finance.yahoo.co.jp/news/detail/20190529-00933903-fisf-bus_all


マザーズ指数は3日ぶりに小反落。

920.59と、節目の900ptを前に下げ渋りをみせました。

値下がり率上位銘柄では、8%安となったレアジョブ<6096>が値下がり率トップになったほか、アクトコール<6064>やアライドアーキ<6081>、フェニックスバイオ<6190>などが並んだ。売買代金上位では、そーせい<4565>、オンコリス<4588>、カオナビ<4435>、サンバイオ<4592>、リネットジャパングループ<3556>、ロゼッタ<6182>が軟調な一方で、メルカリ<4385>、イーソル<4420>HEROZ<4382>、メドピア<6095>、アンジェス<4563>は上昇。


メドピアは、リクルートメディカルキャリアと業務提携契約を締結したことが材料視されたようです。

明日は令和初IPO!マザーズ市場にソフトウェアテストなどを手掛けるバルテス<4442>が新規上場します。注目してみてください。