28日の日経平均は続伸

28日の日経平均株価は、

前日比77円56銭高の2万1260円14銭と続伸。

出来高概算17億1000万株。

米国・英国市場が祝日で休場となった影響もあり、海外勢のフローが限られている中でこう着感の強い相場展開が続きましたが、MSCIの定期見直しに伴うリバランスを控えており、これによる需給要因のほか、指数インパクトの大きい東エレク<8035>が終日強含みの展開となったことで、日経平均をけん引する格好に。

指数インパクトの大きいところでは、東エレクが日経平均を約15円押し上げたほか、京セラ<6971>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>が堅調。一方で、第一三共<4568>、花王<4452>、アステラス製薬<4503>が冴えない値動きでした。

日経平均は狭いレンジでの推移ではありましたが続伸で5日線を上回ってきており、同線を支持線に変えておきたいところといえます。MSCIによるリバランスの影響は剥がれるが、6月半ばに向けては配当再投資による需給要因への期待もあり、引き続き底堅さは意識されやすいでしょう。

米中貿易摩擦については、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることで方向性は出にくく、短期筋による仕掛け的な動きはあろうが、需給的にはロングには傾いていないこともあり、売られ過ぎている好業績銘柄への見直す動きも出てきそうです。

また、再編機運が高まる自動車業界については、日米の貿易交渉に関しても、参院選通過までは合意締結はないとの見方から、いったんは買い戻す動きも意識されそうです。積極的な買いは入らず、上値追いも慎重ではあるが、買い戻しの流れによって、やや強含みとなる局面も期待されるかと。参考にしてみてください。

新興市場は、

JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも小幅に続伸。

個別では、突っ込み警戒感から5営業日ぶりに大幅に反発した地域新聞<2164>が19％高となり値上がり率トップとなり、スクエニＨＤ<9684>の新作発表会開催受けて関連銘柄として思惑的な買いが先行したエヌジェイHD<9421>が同2位になったほか、小僧寿し<9973>、RSC<4664>、日本ラッド<4736>、メイコー<6787>などが値上がり率上位にランクイン。

マザーズ指数は続伸。

値上がり率上位銘柄には、ストップ高比例配分となったホープ<6195>が値上がり率トップになったほか、アジャイル<6573>やそーせい<4565>、メルカリ<4385>、グッドスピード<7676>、アンジェス<4563>、HEROZ<4382>、ラクス<3923>が上昇しています。

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