23日の日経平均は下落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

23日の日経平均は下落

23日の日経平均株価は、前日比13223銭安の2115114銭と下落。

出来高概算115000万株。


前日の米国株式市場で、米中関係の悪化懸念を受け主要3指数は軟調推移となり、ファーウェイ問題を背景にハイテクセクターに対する慎重な見方が高まりました。 為替相場においても円高方向に傾いており、ソフトバンクG<9984>TDK<6762>、東エレク<8035>、ソニー<6758>、安川電<6506>などが日経平均を下押す格好で日経平均は前場半ばには一時21072.72円と21100円を下回る局面も。

後場は50円程度の狭いレンジ取引となり下げ渋る動きもみられていましたが、こう着感が強まる中、終値ベースでは5営業日ぶりに21200円を下回って取引を終えています。

 

指数インパクトの大きいところでは、ハイテク中心に弱含む一方で、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、ユニファミマ<8028>、エーザイ<4523>がしっかり。


JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20J-Stock Indexはいずれも反落。

個別では、5日線を下回ったsantec<6777>が大幅続落し値下がり率トップに、倉元<5216>3日続落。連日の株価上昇の反動から小田原機<7314>5日ぶりに反落したほか、連日ストップ高を演じた地域新聞<2164>も続落。

一方で引き続き業績が材料視されたイメージ情<3803>がストップ高で値上がり率トップに、フジタコーポ<3370>やヨシタケ<6488>も一時制限値幅いっぱいまで買われました。


マザーズ指数は反落、前日の大幅高を受けた利益確定の動きが優勢となる展開に。

値下がり率上位銘柄では、オンコリス<4588>や窪田製薬ホールディングス<4596>が揃って8%安となったほか、イトクロ<6049>やエリアリンク<8914>などが大きく売られました。

売買代金上位銘柄では、メルカリ<4385>、自律制御システム研究所<6232>、アンジェス<4563>ALBERT<3906>が軟調。

一方で、ノバルティスが喘息治療配合吸入剤の成績を発表したことでそーせい<4565>12%高となったほか、グッドスピード<7676>、メドピア<6095>UMN<4585>、ロゼッタ<6182>、イーソル<4420>などは上昇。UMNは、塩野義製薬<4507>との資本業務提携での第3回開発マイルストーン達成が材料視されています。

 

日経平均は5日線を下回る一方、一目均衡表では雲下限で踏ん張りをみせている状態。

米中関係の悪化から押し目買い意欲は高まりづらいところであるが、テクニカル的には踏ん張りどころでしょうか。

グローベックスのNYダウ先物は120ドル安程度で推移していることもあり、この範囲内で帰ってくることに期待したいところと言えそうです。

 

明日は週末要因から短期的な商いにとどまりやすく、先物主導の短期的な売買に振らされやすい需給状況になりやすいでしょう。再び21000円を下回るようだと、直近の安値を下回る調整局面が警戒されてくるため、より見送り姿勢が強まりやすいところ。

もっとも、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは大きな進展をみせてくることは考えづらい状況といった見方がコンセンサス。ポジションがロングに傾いているとは考えづらく、薄商いの中をインデックス売買によって振らされる格好となりそうです。


今日もお疲れ様でした!