22日の日経平均は小幅に上昇 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

22日の日経平均は小幅に上昇

22日の日経平均株価は、前日比1092銭高の2128337銭とわずかに上昇。

出来高概算12億株。


21日のダウ平均は前日比197ドル高の25877ドルと3営業日ぶりに反発、米国株高の流れを引き継ぐ格好から日経平均も買いが先行し、寄り付き直後には21400円を回復する局面もみられましたが、華為技術(ファーウェイ)排除に伴う暫定的な猶予措置の発表については昨日の段階で織り込まれていることや、トランプ米大統領が人権侵害を理由に中国の大手ビデオ監視機器メーカー2社のブラックリスト掲載を検討していると海外メディアが伝えたことで、米中貿易摩擦に対する警戒感から次第に買い見送りムードが強まり、次第に上げ幅を縮めると、大引け間際には下げに転じる局面もみられました。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めています。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>NTTデータ<9613>、資生堂<4911>が堅調。一方でスズキ<7269>、テルモ<4543>、ソフトバンクG<9984>が重石に。


JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20J-Stock Indexはいずれも3日ぶりに反発。

個別では、ホームAV事業を米国企業に譲渡すると発表オンキヨー<6628>5日ぶりに大幅に反発したことから値上がり率トップになり、前日にストップ高水準まで買われた流れを引き継いだイメージ情<3803>や多摩川HD<6838>のほか、業績予想を上方修正したRISE<8836>などが値上がり率上位にランクイン。


マザーズ指数は3日ぶりに大幅反発。

値上がり率上位銘柄には、ストップ高水準まで買い進まれたアジャイル<6573>のほか、ビーブレイクシステムズ<3986>や窪田製薬ホールディングス<4596>などが並んだほか、

売買代金上位では、そーせい<4565>、オンコリス<4588>、サンバイオ<4592>、アンジェス<4563>といったバイオ株が上昇しています。

 

日経平均は週前半の戻り高値水準を超えることが出来ませんでしたが、米中関係の泥沼化により方向感の掴みづらい相場展開が継続。

米中貿易摩擦は、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは大きな進展をみせてくることは考えづらい状況といった見方がコンセンサスとなるでしょう。

報道などから進展期待が高まる局面もあるでしょうが、短期的なアルゴリズムによる先物主導の展開が中心となるため、短期的に振らされる局面でもポジションは傾けづらいと考えられます。

一方で、警戒されていたVIX先物のショートポジションの積み上がりに関しては、ほぼ半減する状況であり、波乱相場への警戒は和らいでいるよう。

G20通過後のアク抜け等への思惑も次第に高まってくると考えられ、外部環境に振らされ難い好業績銘柄などへの押し目を拾う動きが出てきそうです。また、リスク回避姿勢の中では、低位材料株などでの短期的な値幅取り狙いの売買も活発化することが考えられます。参考にしてみてください。