先週の市場を3分で振り返り
先週の米市場は大きく下落。
米中貿易戦争の激化懸念が重しに。
10日まで開かれた米中閣僚級協議が合意に至らず、
5月10日午前0時1分、日本時間の5月10日(金曜)午後1時1分10日に米政府が中国製品に対する追加関税を引き上げを実施しました。
米中閣僚級協議を終えてトランプ米大統領が中国との話し合いが今後も続く旨をツイッターに投稿したことや、ムニューシン米財務長官や中国の劉鶴副首相のポジティブな発言が報じられ、10日のダウ平均は反発しましたが、トランプ大統領は更なる追加関税策の発動を計画しているとのことで、10日にはUSTRがまだ追加関税が課されていない約3千億ドル分へも関税をかける手続きに着手したと報じられており、貿易摩擦は長期化する可能性が強まっています。そしてそれは世界経済の成長に悪影響を及ぼすでしょう。
ファンダメンタルズ的には2009年からの米国株の強気相場の日数が、これまで1990年代を上回り、過去最長記録を更新中で、
経済指標では米労働省が10日発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、前月比0.3%上昇と市場予想の0.4%をやや下回り、FRBが金利を据え置くことのではとの観測につながり相場の下支えとなっている、上昇に優位性のある状況です。
ただし5日のトランプ大統領の追加関税発言から上昇トレンドが転換してしまったと感じています。
ここらへんはブログでしか書けない私見ですが・・・
米中貿易戦争の状況は急落した2018年末より現状では悪い状況といえます。米中貿易戦争がどうなるのか注視するとともに日々しっかり市場を見つめていきたいと思います。
令和最初の週の日経平均も5週ぶりの大幅反落。
米中貿易摩擦とともに為替市場で円が買われて円高となったことも重しとなりました。
来週もどうぞよろしくお願いします!