9日の日経平均、JASDAQ平均、マザーズ指数は続落
9日の日経平均株価は、前日比200円46銭安の2万1402円13銭と続落。
出来高概算16億8000万株。
米政府は中国製品への制裁関税を25%に引き上げると正式に通知する一方で、中国側は米国が関税を引き上げた場合には必要な対抗処置を取ると表明など、米中閣僚級協議に対する警戒感が強まっています。トランプ米大統領による「中国はディールを破った」との発言も懸念につながったよう。
21500円を割り込んで始まった日経平均は前場は徐々に下げ幅を拡大。後場はこう着の中、関税引き上げについて、実際に適用されるのは大半が数週間後になるとの報道もあってか、大引けにかけては若干下げ幅を縮める格好に。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、ホンダ<7267>が重石になる半面、ファーストリテ<9983>が下支えとなりました。
個別ではソフトバンク<9434>が終日プラス圏で推移するなど、決算や材料の出ている銘柄への物色意欲は強く、明日はコンセンサスを上回る決算、株式分割を発表したソフトバンクG<9984>の動向に関心が集まりそうです。
↑令和初タクシーの中で書いてます。
JASDAQ平均は続落し、JASDAQ-TOP20は3日続落、J-Stock Indexは4日続落。
個別では、利益確定売りが続いたDWTI<4576>が大幅続落し値下がり率トップとなったほか、今期減益見通しを発表したSE H&I<9478>、増益率の鈍化が嫌気されたヒップ<2136>が下落。また、第1四半期の営業損益が赤字に転落したザイン<6769>や、今期減益見通しのニチダイ<6467>、業績予想を下方修正したSEMITEC<6626>のほか、大塚家具<8186>、3Dマトリクス<7777>などが値下がり率上位にランクインしました。
一方、連日の下落の反動から買い戻されたタツミ<7268>がストップ高で値上がり率トップに、引き続き業績を手掛かり材料に物色が向かった環境管理<4657>は3日連続で制限値幅いっぱいまで買われています。
マザーズ指数は大幅続落。
値下がり率上位銘柄では、リンクバル<6046>が19年9月期第2四半期の売上高が会社計画を下回ったことが嫌気され、ストップ安と値下がり率トップになり、串カツ田中<3547>やキャンバス<4575>も下落、
4月の既存店売上高が前年同月比8.3%減になった串カツ田中は15%安に。
売買代金上位銘柄では、オンコリス<4588>、UUUM<3990>、サンバイオ<4592>、アンジェス<4563>、チームスピリット<4397>、JIA<7172>、そーせい<4565>が軟調。一方で、Amazia<4424>がストップ高となったほか、トビラシステムズ<4441>やアスカネット<2438>は上昇となっています。