東海地方のETF、ご存知ですか?
本日トヨタ自動車7203が2019年3月期決算を発表しましたね。
営業利益が前の期比2.8%増の2兆4675億円と、従来予想(同横ばいの2兆4000億円)をやや上回って着地し、売上高は30兆2256億円と、日本企業として初めて30兆円を突破しましたね。
欧州・アジアの車種構成や金融事業の収益改善、連結販売台数が主にアジアにおいて販売が堅調に推移して前期比1万3000台増の897万7000台となったことなどが寄与したようです。
トヨタといえば愛知県豊田市の企業ですよね。
愛知県を始め、岐阜県、三重県、静岡県という東海地方のこの四県は、非常に優良な企業が多いのが特徴。
その東海地方の企業50社へ分散投資出来ちゃう、日本初の「ご当地ETF」があるってご存知でしたか?
MAXIS(マクシス)S&P東海上場投信<1553>
というのです。
略して東海ETF。
◯ETFとは簡単に言うと上場している投資信託のこと。
取引所に上場している投資信託で、対象指標と連動するように運営されています。
つまり指数連動型投資の進化系というわけです。
一番の魅力は、一般的にETFは1売買単位当たりの投資金額が低く設定されているので、少額で分散投資が可能だということです。
またETFの信託報酬は比較的低い水準で売買手数料が割安。コストがお手頃なのも嬉しいところです。
売買の仕組みが株式と同じなので、指値、成行での売買がいつでも可能。信用取引も可能です。高い取引利便性も大きなメリットですね。NISAのポートフォリオに組み込むのもオススメです。一銘柄にだけ投資するのはハードルが高いと感じている方にも選びやすいと思います。
リスクとしては、投資元本が保証されないという価格変動リスク、出来高が少ないと起こる流動性リスク、取引価格と純資産価値が乖離するリスクがあげられます。
◯東海ETFは、名古屋証券取引所単独上場のETFで、三菱UFJ投信が運用会社です。コードは<1553>、東海地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に本社を有する上場企業で構成されている株価指数です。
◯東海の企業について‥
例えば愛知県は、製造品出荷額等で36年連続全国1位!!そして緑茶のイメージが強い静岡県ですが、ピアノやエアコンディショナなどの出荷量が多く、製造業で全国4位だとご存知でしたか?そう、日本のアドバンテージである製造品の1位と4位がこの地方に!!また三重県では液晶パネルや自動販売機など、岐阜県では陶磁器など、日本が誇る「ものづくり」が盛んな地方なのですね。
東海ETFを構成する銘柄は、時価総額や流動性をポイントに選んでおり、財務基盤が良好な銘柄が多くなっています。
ぶっちゃけトヨタ自動車<7203>とその関連会社が目立ちますが、それだけではありませ
ん。リニアでも注目の東海旅客鉄道<9022>や、4輪事業にも幅を広げることで期待さ
れるヤマハ発動機<7272>、おしゃれな100円均一で躍進中のセリア<2782>など魅力溢れる銘柄が目白押し。
東海ETFは堅実な「ものづくり経済圏」のETFです。
今年も静岡や名古屋でセミナーさせて頂いていますが、「東海ETF」の地域だわーと一人でニヤニヤしてみたり。
↓こちらは静岡セミナーの写真と、ヤマハの写真は新幹線の改札内で撮ったものです。
◯いくらから買えるかというと、東海ETFは10口単位から購入可能。
2019年5月8日現在で終値が2615円ですので26150円から購入できます。証券会社で購入可能で分配頻度は毎年1月と7月の年二回です。
ただチャートを見ていただけるとわかるように出来高が‥
もっと有名になってほしいな!皆様も東海ETF、知っておいてくださいね。

