令和市場スタートに向けて | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

令和市場スタートに向けて

 ゴールデンウイーク前の日経平均は、週間では見て4週連続での続伸となりました。


ゴールデンウィーク中の米市場は、

FOMCが政策金利据え置きとなり、パウエルFRB議長の会見で利下げへの期待が後退したことが相場の重しに。

一方で4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想19万人増に対し、26.3万人増と大幅増。失業率は予想の3.8%に対して3.6%と49年ぶりの水準に低下しました。またインフレを示すとされる時間給賃金が前月比の予想+0.3%に対して+0.2%、前年比では+3.3%に対し+3.2%と市場予想ほど伸びず、インフレ圧力が鈍いため、景気が良いのにFRBの利上げには繋がりにくいとの見解が買い安心感に。リセッション(景気後退)への懸念が和らぎ、適応相場(ゴルディロックス相場)が継続する、と言った感じか米経済の先行きへの楽観が高まっているようです。 

加えて中国市場では上海総合指数が430日に4日営業日ぶりに反発。(4日まで休場)

これなら週明けの日本市場は大幅高かと思われましたが‥


トランプ米大統領の発言で一気に流れが変わったようです。

5日にトランプ大統領が米中貿易協議の進展の遅さや中国の知的財産権侵害などを理由として中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を、10日から現在の10%から25%に引き上げると表明しました。

ツイッターでも‥久々のトランプリスク?


中国が米国との貿易協議中止を検討しているとの報道もあり、米中貿易摩擦の激化懸念から米主要3指数は下落。セルインメイも意識されそう。

為替は110円台に急落し、今戻してきていますが、円高。日経平均先物も下げており、期待していた「令和相場」のスタートとはいかなそうです。


今週は8日の米中閣僚級貿易協議、中国4月貿易収支、金融政策決定会合議事要旨(314日、15日)、9日の米3月貿易収支のほか、

決算発表、なかでも8日のトヨタの9日のソフトバンクグループは注目しておきたいところでしょう。


最後に、今朝の愚痴、ブログ、facebookなど思いもかけず共感をたくさんいただき嬉しかったです(^^)私だけじゃないのね、と思いホッとしました。ありがとうございました(^o^)

令和市場も真摯にウォッチしてまいりたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。