平成最後の取引は‥
平成最後の取引である26日の日経平均株価は、前日比48円85銭安の2万2258円73銭と反落。
出来高概算13億1000万株。
前日5日のダウ平均は前日比134ドル97セント安の2万6462ドル08セントと続落。
日本市場では決算発表が本格化する中、今期のコンセンサスを下回る見通しが相次いだことが慎重姿勢につながった模様。また、アンリツ<6754>の弱い見通しのほか、米半導体のザイリンクスが17%を超える下落となったことで、5G関連への慎重な見方も嫌気される格好に。
ただ、日経平均は前場半ばに2万2073円10銭まで下げ幅を広げましたが22000円は割り込まず、後場はじりじりと下げ幅を縮める展開となり、週を通じて底堅さは意識されたようです。
指数インパクトの大きいところでは、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>が重石となる一方で、京セラ<6971>が下支えとなりました。
東証2部、マザーズ、JASDAQは上昇で終えています。
JASDAQ平均は小幅ながら3日続伸し、JASDAQ-TOP20は続伸、J-Stock Indexは小反落。
個別では、大塚久美子社長が、お家騒動で決裂して以降初めて、父・勝久氏に和解を求める方針を固めたと一部メディアで報じられた大塚家具<8186>が11%高となり、値上がりトップとなったほか、第1四半期が好調な滑り出しとなったGMOペパ<3633>、業績予想を上方修正した西川計測<7500>などもそれに続いて大幅高に。また、ナガオカ<6239>は、中国でスクリーン・インターナルを大口受注したことが材料視されて上昇。
マザーズ指数は小幅に4日続伸。
エードット<7063>が8%高と値上がり率トップとなり、売買代金上位では、サンバイオ<4592>、オンコリス<4588>、カオナビ<4435>、ラクスル<4384>、UUUM<3990>、ALBERT<3906>が上昇。
前日からマザーズ市場に上場したトビラシステムズ<4441>の初値は公開価格の約2.3倍となる5420円となり、初値形成時の出来高は48万6300株となりました。