23日の日経平均は続伸
23の日経平均株価は、前日比41円84銭高の2万2259円74銭と続伸。
連休明けの米国市場は、ダウ平均が前営業日比48ドル49セント安の2万6511ドル05セントと小幅に反落、S&P500やナスダックは上昇と、主要企業の決算発表を控えてまちまちの展開でしたが、原油相場の上昇が材料視される展開に。日本株市場もこの流れから資源株が買われる格好となったもののファーストリテ<9983>が日経平均の重石となる格好から、前日終値を挟んでのこう着相場が続きました。
TOPIX型のインデックス買い観測もあり、こう着ながらも東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えて、全体の過半数を占めています。
指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、ユニファミマ<8028>が堅調。半面、ファーストリテが1社で日経平均を約44円抑える格好に。
東証1部の出来高は前日より膨らんではいますが売買代金は連日で2兆円を下回っており、模様眺めムードが強い相場展開。米国同様、決算発表が本格化してくるほか、週末からのゴールデンウイークの10連休が積極的な売買を手控えさせているようです。月内受け渡しが通過したことで、週末にかけては買い方のポジション圧縮の動きが神経質にさせてくる可能性はありそう。ただし、連日薄商いの中で短期的な値幅取り狙いの商いが中心とみられます。
また、注目されていた日本電産<6594>の決算については、2019年3月期はコンセンサスを下回っての着地は想定内。2020年3月期の営業利益は前期比26%増の1750億円を見込んでおり、増益転換及び明日の説明会を材料視してくるかが注目されます。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅ながら4日続落し、JASDAQ-TOP20は反落、J-Stock Indexは小幅に反発。
個別では、タツミ<7268>が値上がり率トップになったほか、スクリーン・インターナルを大口受注したナガオカ<6239>もストップ高比例配分に。
米NASDAQに上場するRealNetworks, Inc.と代理店契約を締結したと発表したネクストウェア<4814>は急伸。
そのほか、アテクト<4241>、ジャストプラ<4287>、岡本硝子<7746>などが値上がり率上位に。一方、値下がり率トップは倉元<5216>となったほか、RISE<8836>、KeyH<4712>、環境管理<4657>などがそれに続く格好。
マザーズ指数は小反発。マザーズ先物は前日比5.0pt高の916.0ptと小幅反発。
値上がり率上位銘柄では、ソケッツ<3634>がストップ高まで買い進まれたほか、チームスピリット<4397>やオンコリス<4588>も大幅高。
売買代金上位では、サンバイオ<4592>、窪田製薬ホールディングス<4596>、TKP<3479>、そーせい<4565>が上昇。一方で、19年12月期第1四半期における営業赤字が前年同期比で拡大したアンジェス<4563>のほか、UUUM<3990>やJストリーム<4308>も軟調。
