19日の日経平均は反発
19日の日経平均株価は、
前日比110円44銭高の2万2200円56銭と反発。
出来高は概算9億2000万株と、2月22日以来、約2カ月ぶりに10億株を下回りました。
18日のダウ平均は前日比110ドル00セント高の2万6559ドル54セントと反発。
米株高の流れを引き継ぐ格好から買い先行となった日経平均ですが、週末の主要海外市場は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で休場となるなか海外勢のフローは限られており、ファーストリテ<9983>が指数をけん引してはいるものの、こう着感の強い相場展開に。
個別では中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスとの提携を通じて、同国で家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を発売する計画と報じられた任天堂<7974>が急騰。
これを受けて関連銘柄への波及がみられたほか、半導体関連の一角に強い動きがみられました。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテのほか、東エレク<8035>、ファナック<6954>がけん引。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに小幅続落し、J-Stock Indexは3日ぶりに小反発。
個別では、19年3月期業績の上方修正が好感されたビーマップ<4316>がストップ高水準まで買い進まれたほか、前日にストップ高水準まで買われた流れを引き継いだ環境管理<4657>、業績・配当予想を引き上げた愛光電気<9909>などが値上がり率上位に。
一方、値下がり率上位では、サンメッセ<7883>がトップとなり、多摩川HD<6838>、カンセキ<9903>、アビックス<7836>、ブロッコリー<2706>なども下落しています。
マザーズ指数は反発。
前日までに連日でストップ高であったサンバイオ<4592>に利益確定の動きが優勢となり、センチメントが悪化したことからマザーズ指数はその後マイナスに転じる場面も。
一方で、中国で「ニンテンドースイッチ」の販売が認可されたと報じられた任天堂<7974>が大きく値を飛ばしたことも個人投資家心理にとって支援材料となるなか、材料株や好業績銘柄への物色は旺盛。
値上がり率上位銘柄では、マルチCDN技術で特許を取得したJストリーム<4308>のほか、野村アセットの大量保有報告書提出が材料視されたカオナビ<4435>や、任天堂<7974>とともにスマートフォンサービス「スマプラス」を共同開発したはてな<3930>がストップ高。
売買代金上位では、アンジェス<4563>、シノプス<4428>、リックソフト<4429>が上昇する一方で、前述のサンバイオのほか、ロゼッタ<6182>、UUUM<3990>、チームスピリット<4397>は軟調。