18日の日経平均は6営業日ぶり反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

18日の日経平均は6営業日ぶり反落

18日の日経平均株価は、

前日比187円85銭安の2万2090円12銭と6営業日ぶり反落。

出来高概算11億8000万株。


17日のダウ平均は、前日比3ドル12セント安の2万6449ドル54セントと小反落。

米半導体株の上昇等が下支えとして意識される中、小じっかりで始まった日経平均は一時22300円を回復する局面もみられました。

週末には主要海外市場が休場となることもあって海外勢のフローは限られていることもあり、次第に利益確定の流れが優勢となっています。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>、塩野義<4507>が重しに。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅ながら4日ぶりに反落し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに続落。

個別では、連日の上昇に対する反動から利益確定売りが強まった多摩川HD<6838>が3日ぶり反落で値下がりトップに、5日線を下回ったアクセスグループ<7042>も大幅続落。

一方、中国進出を引き続き手掛かり材料に環境管理<4657>がストップ高まで買われ値上がり率トップに、業績予想を上方修正したオリコン<4800>と急反発。中国の景況感改善からメイコー<6787>が大幅続伸し、和井田<6158>も反発となっています。


マザーズ先物は前日比14.0pt安の913.0ptと大幅に反落。メルカリ<4385>やミクシィ<2121>、PKSHA<3993>など指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が値を消したことも個人のマインドを悪化させたようです。


日経平均は6営業日ぶりに反落となりましたが直近5営業日で600円近く上昇していたこともあり、利益確定の流れが優勢といったところでしょうか。

とはいえ、グローベックスの米株先物は決算が嫌気されたアルコアの時間外の下げを意識してか弱含みに推移。祝日前で商いが膨らみづらいなか、米国についても利食い優勢になりやすいでしょう。

これを織り込んでいるとは言え、日経平均はマドを空けての上昇を見せていただけに、マドを空けての下落となるようだと、センチメントは悪化しやすいと考えられ、参加者が限られる薄商いの中で、トレンドを崩す展開には要警戒かと。

米中は貿易協定交渉の着地点を探る中、新たな会合の仮日程を設定したと報じられており、交渉団は5月下旬か6月上旬に署名式にこぎ着けたい考えと伝えています。日本の10連休中での波乱懸念は後退し、引き続き進展期待が下支えとして意識されやすいと考えられ、中長期スタンスでリスクの取れる参加者においては押し目拾いのスタンスとなり、それ以外は超短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうです。