来週は‥？

12日のダウ平均は、前日比269ドル25セント高の2万6412ドル30セントと大幅反発しましたね。

12日の日経平均先物も大きく買われているので週明けは買いが優勢でのスタートとなりそうです。

ゴールデンウィークの10連休を前に手仕舞いを検討している方もいらっしゃると思いますし、もう手仕舞い売りをした方もいるでしょう。

日本株は米市場や中国市場と比べると上昇が弱く感じられますが、10連休前のポジション調整が入っていると思われる割には日銀のETF買い入れ期待も下支えとなり、12日に買われたことも寄与して先週に年初来高値を更新したのは買い方としては明るいニュースでしょうか。

ブレグジットに関しては、市場反応は限定的でしたが、欧州連合（EU）が英国の離脱期限を10月31日まで再延期することを決めたことで、日本の10連休中における波乱は和らぎ、リスク回避姿勢が後退する可能性も。

米市場や中国市場と比べると日本市場の上昇は弱く、連休前の手仕舞い売りが始まっていると想定されますが、リスク回避姿勢が和らぐことによって、押し目拾いの動きも増えてくるとみられ、これまで以上に底堅さが意識されてくる可能性もありそうです。

一目均衡表では、転換線が基準線を上抜け、遅行線が株価を上抜け、株価が雲を上抜けるという三役好転の状態で、来週以降の上昇が期待できるかな、と思っています。

とはいえ、10連休中にはFOMCや雇用統計など重要イベントが多いので、思惑と逆方向に大きく動いてしまう可能性もあります。全てとは言わずとも少しポジションを軽くしておく方が賢明かもしれません。

来週は米決算も本格化。

先陣を切った米銀行大手JPモルガン・チェースが市場予想を上回る結果となりましたが、引き続き注目してまいりましょう。