8-12日のマーケットをおさらい
さて、週末恒例!
8日から12日のマーケットをおさらいしてまいりましょう(^^)
先々週末に発表された3月米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回る19.6万増となり、2月の悪い結果は一過性と、米景気の減速懸念が緩和、好調が継続しているとの判断につながりましたが、英国の欧州連合(EU)離脱延期を審議する臨時のEU首脳会議など週後半にかけて、重要なイベントが目白押しなことや、1-3月期決算発表を見極めたいとの思惑から模様眺めムードに。ダウはボーイング社(BA)の下げが影響し軟調。
一方で3月FOMC議事要旨で、米国や世界経済の先行き不透明感やインフレ圧力の緩和を受けて、大半の当局者が年内利上げを見送る方針を支持したことが示されたことは安心感に繋がりました。
11日発表の3月卸売物価指数などの米経済指標が改善したことや、3月の中国の貿易統計の輸出額の伸びが市場予想より大幅伸長したこと、
第13期全人代後の記者会見に2兆元規模の大型減税や手数料削減が発表されたり、中国人民銀行(中央銀行)が3月の人民建て銀行融資額の大幅な増加を発表したことなどから中国経済の先行き期待も好感されたほか、
アメリカでは本格化する1-3月期決算発表が注目されており、先陣を切った米銀行大手JPモルガン・チェースが市場予想を上回る結果となったことで、来週15日に決算発表を控えるゴールドマンサックスや16日のバンク・オブ・アメリカ、17日のモルガンスタンレーが大きく買われたことで、週末12日のダウは前日比269ドル25セント高の2万6412ドル30セントと大幅反発しました。
為替市場では1ドル=112円台まで円安が進行しています。週間で見ると米市場はダウは僅かに反落も、S&P500とナスダックは小幅に3週続伸となっています。
米長期金利は2週続けて上昇しており、逆イールドへの懸念は後退していますね。
日経平均は週間で見ると日銀のETF買い入れ期待も下支えとなり、12日に買われたことも寄与して年初来高値を更新。
また12日の日経平均先物も大きく買われているので週明けは買いが優勢でのスタートとなるでしょう。
参考にしてみてくださいね。