2日の日経平均は小反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

2日の日経平均は小反落

2日の日経平均株価は、

前日比3円72銭安の2万1505円31銭と小反落。

出来高概算13億4000万株。


1日のダウ平均は前営業日比329ドル74セント高の2万6258ドル42セントと3日続伸。

中国の3月製造業PMIや米中貿易交渉の進展期待などは前日の上昇で織り込まれているとはいえ、海外株高の流れを受けて日経平均も買い先行の相場展開に。しかし寄り付きの後はじりじりと上げ幅を縮め、大引け間際には21500円を下回る局面も。円安なども材料視され、景気敏感株が買われる一方で、内需系の一角が売られる格好となり、日経平均の上値を抑える格好となりました。

大引けでの21500円は辛うじてキープしたものの、寄り付き高値のほぼ安値引けといった陰線形成で、景気敏感株への買いに対して内需系の売りといったリバランスにとどまっており、手掛けづらくさせている模様です。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>が重しに。

 

物色は主力処がリバランスの商いにとどまり、こう着の中では中小型株にシフトしやすいところですが、バイオ株の値崩れからマザーズ指数が3%を超える下落に。マザーズ先物は前日比31.0pt安の891.0ptと大幅続落となり、3月25日以来約1週間ぶりに900pt台を割り込んで終了。

個別でも、足元で外資系証券による空売り残高の積み上がりが観測されたアンジェス<4563>が19%を超える下落となったほか、オンコリスバイオ<4588>や窪田製薬HD<4596>なども大幅安。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均は続落し、JASDAQ-TOP20は3日ぶりに反落、J-Stock Indexは反落。

個別では、第2四半期決算が嫌気された地域新聞<2164>が10%安となったほか、サカイHD<9446>、夢の街創造委員会<2484>、マリオン<3494>、五洋インテ<7519>なども値下がり率上位に。

一方、前日に新元号「令和」決定に伴う思惑に加え、前期業績や配当予想を引き上げたレイ<4317>がストップ高比例配分となったほか、進行型多発性硬化症フェーズ2b臨床治験の解析結果を発表したメディシノバ<4875>もストップ高。

ゴールデンウィークまで1カ月を切る中、物色対象はより絞られてくると考えられますが、

ビットコイン急騰を背景にネクスグループ<6634>などの仮想通貨関連銘柄が一斉に動意をみせており、短期筋の資金が中心とはいえ、明日以降も物色が続くかが注目されるところでしょう。