1日の日経平均は続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

1日の日経平均は続伸

1日の日経平均株価は、

前営業日比303円22銭高の2万1509円03銭と続伸。

終値ベースでの21500円回復は3月22日以来、6営業日ぶり。

出来高概算14億1000万株。


29日のダウ平均は、前日比211ドル22セント高の2万5928ドル68セントと続伸。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン米財務長官らが米中協議を終了し、週明けの交渉継続を明らかとしたことで協議進展への期待が高まりました。

(米中の協議は4月3日からワシントンにて再開される予定)

また、中国国家統計局が31日発表した3月の製造業PMIが50.5と、節目の50を上回り、ハンセン指数が前営業日比510.66ポイント高の29562.02ポイントと5日続伸したことも好感されました。

日経平均は、シカゴ先物を大きく上回るギャップ・アップからのスタートとなり21500円を回復して始まると、その後前引け間際には21682.94円まで上げ幅を広げましたが、

後場はこう着感が強まって上げ幅を縮小。

しかしながら25日線を上回って取引を終えました。

 

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、第一三共<4568>、東エレク<8035>がけん引。

セクターでは、空運を除く32業種が上昇し、石油石炭の上昇率が4%を超えたほか、鉄鋼、金属製品、非鉄金属、輸送用機器、繊維、ガラス土石、海運、パルプ紙の上昇率が2%を超えています。セクターの上昇率上位をみると、中国PMIの改善によるインパクトが大きかったことが窺えますね。

上海指数は2%を超える上昇をみせており、3月以降の高値もち合い水準を上放れてきています。

今後の米中通商協議の進展次第ではあろうが、中国の上昇インパクトも買い戻しを誘う流れに向かいやすいところでしょうか。

 

また、3月の全国企業短期経済観測調査(日銀短観)では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス12となり、前回の12月調査から7ポイント悪化した。悪化は2四半期ぶりとなりましたが、悪化自体は想定されていたことでもあり、今後は日銀による金融政策への思惑が高まりやすいのでは。


新興市場を見てみますと、

JASDAQ市場は、JASDAQ平均が小反落となる一方、JASDAQ-TOP20は続伸、J-Stock Indexは小反発となるなど、まちまちの状態。

個別では、世界的にも数少ない感染症分野と抗がん剤の試験を得意とする米企業と代理店契約を締結したイナリサーチ<2176>が前週末比100円(+14.41%)高の794円とストップ高。

新元号関連としてはレイ<4317>が前週末比23円(+7.28%)高の339円と大幅に反発。


マザーズ指数は反落。

個別では、オンコリス<4588>がマザーズ売買代金トップにランクイン。加えてアンジェス<4563>や窪田製薬HD<4596>といったバイオ関連では利益確定の売りが強まったよう。

また、下方修正を発表した霞ヶ関キャピタル<3498>、MTG<7806>は揃ってストップ安。

新元号関連の一角として足元で大きく上昇していたAmidAHD<7671>は、短期的な出尽くし感が強まり14%安。

さてさて、投資情報誌「FISCO 株・企業報」の「Vol.7 ~米中冷戦の行方と日本の未来~」が発売となりました!

よろしければチェックしてくださいね!