先週のマーケットをおさらい | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週のマーケットをおさらい

先週のマーケットを3分でおさらい(^^)

先々週末に、ドイツの3月製造業PMI速報値が2012年以来の低水準をつけたほか、フランスの製造業PMI、ユーロ圏のPMI速報値、製造業PMI全て予想を下回り、米PMI製造業指数が1年9ヶ月ぶりの低水準となったほか、イールドカーブ(利回り曲線)で3カ月物と10年物間が11年半ぶりに逆イールドカーブとなったことから、世界経済の鈍化懸念が高まり、相場の重しに。
トランプ米大統領を巡るロシアの疑惑、ロシアゲート問題で証拠が見つからなく罪が認定されなかったと決着。米政治リスクは後退したといえますが上値は限定的に。とくに逆イールドへの懸念が先週の市場にのしかかっていたようですが、週後半から徐々に米市場は強さを見せてきます。
原油価格の上昇や米長期金利の低下の一服、閣僚級の米中貿易協議が週後半から再開したことが支援材料に。29日に北京で米ライトハイザー通商代表部代表とムニューシン財務長官、中国の劉鶴副首相が2日目となる閣僚級貿易協議を行い、知的財産権侵害など中国の構造問題などについて議論。進展が見られたと報じられたことが好感され、期待感から週末のダウは中国売上高比率が高いキャタピラなどを中心に買いが優勢となりました。週間では米3指数ともに上昇。
ちなみに米中の協議は4月3日からワシントンにて再開される予定です。

一方日本株は軟調で、日経平均は週間で422円下落し、3週ぶりに反落。一時は 2万1千円の節目を割り込む場面も。
とはいえ週末の米市場や上海総合が強い値動きとなったことで来週は日経平均は上昇スタートとなりそう。シカゴ日経平均先物も買われています。
ゴールデンウィーク前の手仕舞いも意識される4月。トレンドができても連休前に終わりそう。ただ明日に新元号発表など喜びのムードも相場の支援となるかも‥??休み前にはポジションを軽くしつつ、ポジションを持ち越される方はクリック株など休み中も取引できる手段をヘッジとして検討するのも一考ではないでしょうか。
参考になれば幸いです。