今年度最終日の日経平均は反発も‥ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

今年度最終日の日経平均は反発も‥

2018年度末最終日である3月29日の日経平均株価は、

前日比172円05銭高の2万1205円81銭と反発。

出来高概算11億7000万株。


28日のダウ平均は前日比91ドル高の2万5717ドルと反発し、その流れを受けて日経平均も買いが先行しましたが、上値は限定的。

年度末のドレッシング買いへの期待があったものの、英国のEU離脱案を巡る議会採決を控えていることもあり、積極的な参加者は限られている状況の中でポジション調整の売買が中心となっ模様です。

指数インパクトの大きいところでは、英製薬大手アストラゼネカと、がん治療薬の分野で提携すると発表した第一三共<4568>がストップ高で日経平均を約26円押し上げ、その他、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>が重石となっています。

 

年度末最終日の日経平均は終値が寄り値を超えられないといったアノマリーがありましたが、わずかではあるがアノマリー通りの結果となりましたね。

もっとも、世界的な景気減速懸念が根強い中では商いは膨らみづらい需給状況であり、引けにかけて強含むといった見方も限られていたでしょう。東証1部の出来高は11億株台、売買代金は辛うじて2兆円を上回った格好であり、参加者は限定的でした。

 

JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに小反発し、J-Stock Indexは続落。

市場では「マクドナルドなど主要銘柄中心に個人投資家の買いが入った」との声が聞かれたほか、好業績銘柄など個別に材料のある銘柄中心に値幅取りの動きが強まりました。

個別では、外国人留学生向け専門学校留学ウェブサイトを公開したアクセスグループ<7042>がストップ高で値上がり率トップに、株主優待制度拡充すると発表したハピネス&D<3174>もストップ高。


マザーズ指数は小幅反発。日経平均同様上値は重いものの個人投資家による直近IPO銘柄やテーマ株、材料株の物色は引き続き活発。個別では、前日上場した日本ホスピス<7061>やゲーム関連株として人気の続くシリコンスタ<3907>がストップ高水準。

マザーズ売買代金上位ではオンコリス<4588>、ALBERT<3906>、ギークス<7060>などが堅調。人工知能(AI)関連のPKSHA<3993>は大幅反発し、昨年8月以来の高値水準を付けました。一方、アンジェス<4563>、メドピア<6095>、ラクスル<4384>などが利益確定売り優勢。このところ改元関連として人気化していたAmidAHD<7671>は急反落し、決算が嫌気されたGameWith<6552>はストップ安水準まで売られています。

なお、本日マザーズ市場へ新規上場したWelby<4438>とエードット<7063>は買い気配のまま初値が付かず。